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リスティング広告のメリットは即効性。デメリットは広告依存

リスティング広告のメリットは即効性。デメリットは広告依存
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※このページは2020年3月15日に更新されました。

「リスティング広告のメリットとデメリットについて探している」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケター兼ユーチューバーの中釜(@keitanakagama)です。
リスティング広告に携わり12年になりますが、リスティング広告のメリットやデメリットについての情報を探している方が多かったので記事にしました。

中釜 啓太
中釜 啓太
今回はリスティング広告のメリットとデメリットについて解説しています

結論から書くと、リスティング広告のメリットとデメリットは以下のとおりです。

リスティング広告のメリット
  • 即効性がある
  • コントロール性がある
リスティング広告のデメリット
  • 広告依存が起こりやすい
  • ユーザーの質が低い

ピンポイントで知りたい方のために目次を記載していますので、見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

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リスティング広告の基礎知識

メリットとデメリットに入る前に、まずはリスティング広告について知っておくべき基礎知識を簡単に解説します。

1. リスティング広告とは?

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して検索結果画面に表示される広告のことです。

検索キーワードに連動して広告が表示されることから「検索連動型広告」などとも呼ばれます。

広告が掲載される場所は検索結果画面です。

▼Google検索でmacbook airと検索したときの検索結果画面
検索結果画面

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リスティング広告とは?運用初心者のための基礎知識を解説

2. 料金はクリック課金制

リスティング広告はクリック課金制で、1クリックあたり数十円~数千円の料金がかかります。

その他、料金に関することをまとめると以下のとおりです。

  • 入札によるオークション制なので、キーワードごとのクリック単価はバラバラ
  • 広告が表示されるだけでは一切料金がかからない
  • リスティング広告の費用の相場は20万円前後が目安

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リスティング広告の費用はいくら?相場と実際の決め方を徹底解説

3. 掲載順位はオークション形式で決まる

リスティング広告の掲載される順位は、他社とのオークションによって割り当てられた「広告ランク」によって決定されます。

広告ランクとは

広告の掲載順位を決める指標。
入札価格 × 品質スコア(推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性)によって決まる。

入札価格が高ければよいというわけではなく、品質スコアも合わせたトータルの評価で掲載順位が決まります。そのため、品質スコアが高いほうが有利なのです。
» Google広告の品質スコアを上げる3つの改善方法

メリット①:即効性がある

リスティング広告の最大のメリットは即効性です。

SEOは上位表示されるまでにかかる期間や、実際に上位表示されるかといった保証はないですが、リスティング広告は料金を支払えば必ず上位に表示できます。

そのため、短期間で集客を増やすことができます。

即効性のポイント

  • すでにウェブサイトがあれば1~2日ですぐ配信できる
  • 管理画面から入札を強めれば5~10分で反映され、すぐ上位表示できる
  • 上位表示できれば安定した集客が確保できる

メリット②:コントロール性がある

リスティング広告はSEOと比較してコントロールしやすい媒体です。

自社の商品・サービスをターゲットユーザーに合わせて、Google広告の管理画面内で自由に設定できます。

料金については繁忙期と閑散期の強弱はもちろん、自分の好きなタイミングで費用の調整をおこなうことができます。

コントロール性のポイント

  • 費用は自分で決められ、途中で増やしたり、減らしたりできる
  • 都内のみ配信したい、営業時間のみ配信したいなど地域や時間帯を自由に設定できる
  • 広告用のランディングページを準備して、より伝わりやすい形で訴求できる

デメリット①:広告依存が起こりやすい

リスティングは、途中で止めにくくなるといった広告依存が起こりやすいです。

なぜならば、広告を止めてしまうと、集客が大きく減ってしまうだけではなく、競合他社に新規顧客が流れてしまうためです。

そのため、止めたくても止められなくなるのようなことが起こってしまいます。

広告依存が起こりやすいポイント

  • 広告の配信を停止すると集客が激減する
  • 停止すると広告を配信している競合他社に流れてしまう

デメリット②:ユーザーの質が低い

広告経由で流入してくるユーザーは、ユーザーの質が低い傾向があります。

リテラシーの高いユーザーは広告とすぐに認識して避けたり、複数サイトで比較検討を入念におこなう傾向がありますが、リテラシーの低いユーザーは商品やサービスのことをよく理解しようとしないままコンバージョンに至る傾向があります。

ユーザーの質が低いポイント

  • リテラシーの低い人が集まりやすい
  • 顧客が理解するまでの教育にコストがかかる
  • 特典の内容によっては、長期的な顧客につながりにくい

まとめ

本記事で解説した「リスティング広告のメリットとデメリット」は以下のとおりです。

特にスタートアップ企業や小規模事業主は、料金がかからないという理由でSEOを重要視する傾向がありますが、リスティング広告の「即効性」は大きなメリットです。

一方でリスティング広告ばかり力を入れてしまうと、広告を止めたときに集客がゼロになってしまうので、やはりリスティング広告もSEOのどちらもやるのが正解です。

詳しくは『SEOとリスティング広告の違いと使い分け【結論:併用する】』というブログで解説していますので、こちらもご参考ください。

というわけで今回は以上になります。

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この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後、広告代理店でWebマーケティングの経験を積み、2015年株式会社ユニアドを創業。
運用型広告をもっと知りたい方に、役立つ情報をお届けしています。