2016.2.16SEO

サーチコンソール(ウェブマスターツール)を設定するメリット

サーチコンソール(ウェブマスターツール)を設定するメリット

こんにちは。
今回は、サーチコンソール(ウェブマスターツール)を設定するメリットについて解説したいと思います。

サーチコンソールとは、Google検索におけるサイトのパフォーマンスを確認できるツールです。『ウェブマスターツール』という名称から2015年5月より『サーチコンソール』という名称に変更されました。サイト運営やSEO改善において必ず設定・設置することをおすすめします。

ただし、サーチコンソールを導入するだけでSEOがプラスになることはありません。また、サーチコンソールは、直接SEOのアドバイスもしてくれません。そのため、情報の意味を理解して、自分で改善方法を考える必要があります。最初から細かいところまで網羅することは難しいと思うので、要点をざっくり理解できるように解説しています。それでは見ていきましょう。

1. Google検索の情報を見れる

2011年10月より、Google検索ではユーザーのプライバシー情報を守るべく、どのようなキーワードを検索して自社サイトに流入したか確認することができないしくみに変更されました。Googleアナリティクスにおいても、Google検索から訪問したユーザーのほとんど(弊社で所有するウェブサイトの約95%以上)の検索クエリが『(not provided)』と表示されます。

▼アナリティクスでほとんどの検索クエリが『(not provided)』になっている
期間:2016/1/1~2016/1/31
参照元/メディア:google / organic
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▼一方で、Yahoo!検索では『(not provided)』の比率が少ない
期間:2016/1/1~2016/1/31
参照元/メディア:yahoo / organic
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つまり、サーチコンソールは、Google検索のキーワード情報を唯一確認できるツールといえます。

Google検索のキーワード情報が知りたい場合

サーチコンソールに『検索アナリティクス』という機能があるので、それを使ってキーワード情報を調べることができます。サーチコンソールにログインをして、[検索トラフィック] > [検索アナリティクス]を選択すると、キーワードごとのクリック数、表示回数、クリック率(CTR)、掲載順位を見ることができます。

▼検索アナリティクス
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Yahoo!検索のキーワード情報が知りたい場合

Googleアナリティクスにログインをして、[集客] > [すべてのトラフィック] > [参照元/メディア] > [yahoo / organic]を選択し、セカンダリディメンションにキーワードを追加します。表示回数やクリック率(CTR)を確認することはできませんが、検索クエリを調べることができます。

2. サイトのクロールを促せる

Google検索では、『Googlebot(グーグルボット)』というクローラーを使って、ページの情報を収集しています(これを『クロール』といいます。)また、ページのテーマ・キーワード・リンク情報などを分析し、データベースに登録します(この処理のことを『インデックス』といいます。)そして、インデックスをされて晴れて検索結果画面に表示されるようになります。掲載順位は、アルゴリズムという検索エンジンの独自の基準やルールによって決定されています。

まずは、Google検索結果に表示されるためには『クロール』と『インデックス』が必要であることを理解しましょう。

それでは、本題に戻します。新しくウェブサイトを作成してまだ数日も経っていない場合は、サイトのクロールを促す必要があります。サーチコンソールの『Fetch as Google(フェッチアズグーグル)』という機能を使って、サイトの存在をGooglebotに教えてあげましょう。新しくウェブサイトを作成した場合、必ず一度は実行すると良いです。

▼Fetch as Google
2016/2/9 9:02にトップページのクロールをリクエストしています。
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3. コンテンツキーワードを確認できる

例えば、賃貸マンションを専門に取り扱うサイトならば、『賃貸マンション』というキーワードを狙ってコンテンツを作成します。サーチコンソールでは『コンテンツキーワード』というどのようなキーワードがクローラーに検知されているか確認できる機能があります。

▼コンテンツキーワード
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コンテンツキーワードの上位にあるキーワードが、SEOで上位に表示をされるというわけではありません。しかし、自社サイトのテーマが正しくクローラーに伝わっているか確認するための貴重な情報となります。もし、狙っていたキーワードが上位に表示されていない場合は、サイトがインデックスされていないか、誤ってnoindexタグを設置している可能性が考えられます。

4. Googleアナリティクスと連携できる

サーチコンソールとGoogleアナリティクスを連携すると、Googleアナリティクスの画面で『検索アナリティクス』のキーワードのデータを見ることができます。

▼検索クエリ(Googleアナリティクス)
期間:2016/1/1 – 2016/1/31
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Googleアナリティクスでは、『アドバンスフィルタ』という機能があります。「表示回数が10,000回を超えるキーワードだけを表示する」「クリック率(CTR)が0.50%以下のキーワードだけを表示する」など数値でフィルタリングすることができる機能です。
サーチコンソールでは、フィルタリングできる機能がないので、Googleアナリティクスの『アドバンスフィルタ』を使うことをおすすめします。
このように、サーチコンソールとGoogleアナリティクスは連携すれば、戦略的なキーワード分析をすることができます。

5. エラーがないか確認できる

サイトを運営しているとエラーに遭遇してしまうことが少なくありません。むしろ見つけることができてよかったとポジティブに捉えたいところです。

SEOは、たくさんの企業が上位表示を目指して日々対策をおこなっています。キーワードによっては、何百万以上のサイトの中から選ばれたサイトのみが上位表示されます。言い換えれば、グーグルがおすすめするサイトといっても過言ではありません。そのため、ユーザービリティを損なうサイトや、重大なペナルティがあるサイトが上位表示されることはありません。

下記にエラーの例を掲載しておきます。エラー解消のしかたについては、別の記事で解説したいと思います。

エラーの例
  • サーバー接続のエラー
  • DNSのエラー
  • 301リダイレクトの設定ミス
  • スマホサイトでのみ発生するエラー
  • 表示が重い(ダウンロード時間が長い)
  • CSS/JavaScriptのブロック
  • robots.txt
  • メタデータ
  • タイトルタグ
  • 重複コンテンツ

SEOについては、マーケター・デザイナー・エンジニアの専門家の3名でチーム構成すると大抵のことは解決することができます。しかし、中小企業に関しては、1名ですべて担当していることが多く、問題点の放置や後回しになってしまっていることが少なくありません。オンラインで商売をするにはSEOは必要不可欠なので、まずはサーチコンソールを理解するところから始めましょう。

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