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リスティング広告の結果をSEOに活用して集客を最大化する4選

リスティング広告の結果をSEOに活用して集客を最大化する4選
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リスティング広告とSEOをどちらも実施している、
もしくは実施しようと考えている方の中には、

「リスティング広告のデータをSEOに活かしたいけど方法が分からない」
「リスティング広告とSEOをもっと上手く併用したい」

といったお悩みもあるのではないでしょうか。

この記事はそのような方向けに書いています。

梅本
梅本
この記事を読めば、「リスティング広告の結果をSEOに活用して集客を最大化する方法」が分かります。

本記事の要点

それでは説明していきます。

リスティング広告のデータを活用し改善することでSEOでも成果がでる

リスティング広告で成果が出ているからといって、SEOでも上位掲載されるとは限りません。

逆にSEOで上位掲載されているからといって、リスティング広告でも上位掲載されるわけではありません。

リスティング広告では、キーワードやターゲットなど広告を表示するための条件を自由にコントロールすることができ、さらにそのデータも蓄積できます。

リスティング広告で集められたデータを元に、SEOでコンテンツ改善などに役立てることによって、SEOでも成果がでるようになります。

方法①:リスティング広告で成果の良いキーワードや検索語句に関する記事コンテンツを作成する

キーワードに関する記事を作成

リスティング広告での結果をもとに以下のキーワードに関する記事を作成することで、よりユーザーの興味を引く内容になります。

  • 検索量の多いキーワード
  • よくクリックされるキーワード
  • コンバージョンが発生したキーワード
例えば、お取り寄せ食品を販売するサイトの場合。
クリック率の多いキーワード:スイーツ お取り寄せ
考えられる記事コンテンツ:お取り寄せスイーツ特集

キーワードの確認方法

各キーワードのクリック数やコンバージョン数は、管理画面の「キーワード」より確認できます。

管理画面「キーワード」

検索語句に関する記事を作成

すでに登録してあるキーワードだけでなく、検索語句からもユーザーのニーズが把握できます。
(※検索語句=ユーザーが実際に検索したワード)

例えば、美容用品を販売するサイトの場合。
よく検索される語句:保湿クリーム 1000円以下
考えられる記事コンテンツ:1000円以下で買える保湿クリーム特集

検索語句の確認方法

検索語句は、管理画面の「検索語句」より確認できます。

管理画面「検索語句」

方法②:リスティング広告のABテストの結果を活かす

リスティング広告でのABテストの結果をSEOにも活かして集客を最大化することができます。

成果の良い広告文からユーザーにどういったニーズがあるのか把握します。
その情報をもとに、サイトのどこを強調するのかや、サイト・記事コンテンツの改善に役立てます。

例えば、次の2つの広告文でAの方がクリック数が多かったとします。

A:「ダイエット食品/大好評シェイク」
B:「ダイエット食品/大好評サプリ」

この場合、以下の改善でより集客を増加できます。

  • 「おすすめシェイク特集」のページを作成。
  • 「シェイク」をランディングページで強調。

方法③:リスティング広告で得たユーザー情報をSEOに反映

リスティング広告では、地域・年齢・性別・世帯年収などのユーザー情報を知ることができます。

リスティング広告で得たユーザーの詳細情報を、SEOのサイトの雰囲気やコンテンツ改善に役立てることで、より集客を最大化できます。

例えば、都内にあるホテルのサイトの場合で、以下のユーザー情報が分かったとします。

①世帯年収は高め
②港区など都内中心部からの検索が多い

この場合、以下の改善でより集客の改善が期待できます。

  • サイト全体を落ち着いた雰囲気にする。
  • サービス・クオリティの高さを強調する。

他にも以下の方法で活用できます。

  • 地方からの流入が多い(地域密着型):その地域に関するコンテンツを作る。
  • シニア層が多い:サイトの文字を大きくする。
  • 若者層が多い:SNSの強調、シェアの催促で拡散

ユーザー情報の確認方法

年齢・性別・世帯年収などのユーザー情報は管理画面の「ユーザー属性」から確認できます。

管理画面「ユーザー属性」

地域の確認方法

地域は、管理画面の「地域」から確認できます。

管理画面「地域」

方法④:流入後のユーザーの導線を活かす

サイト流入後のユーザーの動きは、SEOとリスティング広告両方の情報を活用することでより多くのデータで分析ができます。

ヒートマップやGoogle アナリティクスを使い、ユーザーの導線やよく訪れているページを確認し、サイトやタイトルの改善に役立てます。

例えば弊社の場合です。

  • 使ったツール:Google アナリティクス
  • 分かったこと:「Facebook広告運用代行」ページからの流入が多くコンバージョンに至っている。
  • 改善策:Facebook広告に関する記事を増やす。

コンバージョン流入経路の確認方法①(Google アナリティクス)

Google アナリティクスで、コンバージョンしたユーザーはどのページから流入したかを確認します。
以下の手順です。

①「コンバージョン」
②「目標」
③「ゴールフロー」
④フィルタを「ランディングページ」

Google Analytics「ゴールフロー」

リスティング広告のみのデータを確認する場合は、上部にあるセグメントを新規で作成します。

①「新しいセグメント」
②「カスタム」
③「トラフィック」
④メディアに「cpc」、参照元に「google」、セグメント名は任意のものを入力。

Google Analytics「リスティング広告のみのデータ」

コンバージョン流入経路の確認方法②(Google アナリティクス)

コンバージョンに至ったユーザーの流入経路の確認方法は他にもあります。

①「コンバージョン」
②「目標」
③「ゴールフロー」
④フィルタを「ランディングページ」
⑤一番下の「…」をクリック
⑥「グループの詳細」
⑦フィルタを「上位のセグメント」

Google Analytics「コンバージョンに至った他の流入経路」

コンバージョン流入経路の確認方法③(Google アナリティクス)

①「コンバージョン」
②「マルチチャネル」
③「コンバージョン経路」
④(リスティング広告のみで確認したい場合)タイプを「Google広告」
⑤セカンダリディメンションを「ランディングページのURLパス」

Google Analytics「コンバージョンに至ったユーザーの流入経路」

全体の流入経路の確認方法(Google アナリティクス)

全体の流入を確認する見方は以下の手順で確認します。

①「行動」
②「行動フロー」
③フィルタを「ランディングページ」

Google Analytics「全体の流入経路」

おまけ:SEOの検索クエリで新たなキーワードを見つける

リスティング広告はクリックされるとお金がかかることもあり、新たなキーワードを探すのは簡単ではありません。

特に部分一致のキーワードは関係のない検索語句にも広告を表示するため、予想以上に無駄な出費をしている可能性もあります。

一方で、SEOは何回クリックされても無料です。
新たなキーワードを見つけたいときは、SEOの流入キーワード情報が確認できる「サーチコンソール」を活用すると、よりリスティング広告の費用対効果が良くなります。

サーチコンソールは、「検索パフォーマンス」→「クエリ」より確認できます。

サーチコンソール

リスティング広告とSEOの違い

リスティング広告とSEOの違いについて簡単に説明します。

リスティング広告と、自然検索と呼ばれるSEO(Search Engine Optimization)は、どちらもサーチエンジンマーケティング(Search Engine Marketing)と呼ばれる要素の一つで、Googleやyahooなどの検索結果からの集客施策のことを指します。

2つの一番大きな違いは、時間と料金です。
リスティング広告は直ぐに表示することができますが料金がかかります。一方でSEOは表示するのに時間がかかりますが、無料で実施することができます。

その他の違いについても以下の表でまとめました。

カテゴリ リスティング広告 SEO
費用 広告のクリックに対して発生 無料
即効性 媒体審査完了後、すぐに表示可能 施策をしても上位表示までは一定の期間が必要
表示 キーワードや年齢や地域を自由に設定し配信できる 年齢や地域など細かい条件を設定できない。
クリック率 比較的低い 上位表示されるとかなり高い

リスティングとSEO併用のメリット:流入が増え、相互の改善にも役立てる

まだリスティング広告は初めていない方に、リスティング広告とSEOを両方実施するメリットをお伝えります。

併用することで結果的に流入が増え、相互のデータを活用し改善できるので、集客の最大化につながります。

併用のメリット

  • メリット①:占有率の増加によるクリック率向上
  • メリット②:潜在層の獲得
  • メリット③:SEOで上位表示できないキーワードでの広告表示
  • メリット④:データの活用

メリット①:占有率の増加によるクリック率向上

表示範囲が増えるとクリック率も上がるというのは、何となくお分かりかと思いますが、たとえSEOで上位表示が狙えていても、リスティング広告も実施することで流入数が増加します。

以下は過去にGoogleがリリースした調査データです。
データによるとSEOで検索結果が1位で表示されていても、リスティング広告を出稿することで50%クリック率がアップするとされています。2位だと82%、3位だと96%の向上です。

Googleがリリースした調査データ

(参照:Incremental Clicks Impact Of Search Advertising – Google Inc.

この発表されたデータから、たとえどれだけSEOで集客が上手くいっていても、リスティング広告を実施することで更に集客が最大化できることは間違いありません。

メリット②:潜在層の獲得

リスティング広告だけおこなっていると中々潜在層の獲得が難しいのは事実です。

リスティング広告で潜在層を獲得しようとすると、マッチタイプが部分一致のキーワードを登録し検索クエリを確認する方法が多いですが、部分一致は無関係の語句も拾うため、無駄な費用が発生してしまいます。

また、商材やサービスによっては、最初に自然検索などで口コミなどの情報を調べてから最終アクションに至るケースも多く、初めから広告をクリックするユーザーは少ないのではないでしょうか。

SEOであれば、さまざまな流入キーワードを無料で確認できるので、SEOで発見した検索クエリをリスティング広告のキーワードとして追加することで、より効率よく潜在層を獲得することができます。

メリット③:SEOで上位表示できないキーワードをリスティング広告で広告表示

リスティング広告はSEOに比べ、表示条件などのコントロールがしやすく、運用方法・施策次第で、SEOでは上位表示できないビッグワードでも広告を表示させることができます。

例えば表参道 結婚式場で検索すると、自然検索の上位には大手ウエディング企業のメディアサイトがいくつも表示され、この中で戦って上位表示させることはかなり難しいと考えられます。
しかし、リスティング広告では、キーワード・広告文・ターゲット・入札価格など数々の要素を上手く設定することで、表参道 結婚式場というビッグワードでも広告を表示させることができます。

メリット④:データの活用

リスティング広告やSEOで得たデータは、相互の運用・改善に役立てることができます。

例えば、リスティング広告で成果の良かったキーワードや広告文を参考に、SEOで使用するサイトのどこを強調するかに役立るなど、コンテンツの改善が可能です。
両方をただ実施するだけでは意味がなく、両方のデータをお互いで活用することが、集客の最大化につながります。

まとめ:リスティングとSEOの相互のデータを活用し改善することで集客が最大化される

本記事で解説した「リスティング広告の結果をSEOに活かす方法」について要点をまとめます。

  • リスティング広告で成果が出ている=SEOでも上位掲載される、ではない。
  • リスティング広告のデータをSEOの改善に活かすことで、サイトの集客最大化に繋がる。
  • リスティング広告で得たユーザー情報やキーワードの情報に基づいて、記事コンテンツを考えるとよい。
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梅本 紀子

この記事を書いた人梅本 紀子

株式会社ユニアドSEMコンサルタント。
冬はマイナス30度になるアメリカ・ミネソタ州の大学を卒業後、エンジニアとして就職。日本の広告代理店に勤めた後、現在は冬でも30度のフィリピンに住みながら、遠隔で業務に携わっている。日本に留まらず、海外のリスティング広告運用ノウハウや最新情報もお届けします。