- リスティング広告運用代行
- 東証一部上場
リスティング広告の運用は専門家にお願いするのが一番です

金融機関に対して情報伝達サービスをおこなっているアイフィスジャパン様。2015年に東証一部上場を果たし、投資情報事業、金融ドキュメント事業だけでなく新規事業も積極的に立ち上げています。リスティング広告やSEO対策、マーケティングチームやライティングチームの管理など幅広い業務の中で現在時間がかかりすぎている広告運用を外部に委託したいとの想いから弊社にてリスティング広告の運用代行をさせていただくことになりました。
さて、本インタビューでは、アイフィスジャパン経営企画室リーダーの細田様にお話をお伺いしました。「時間の割に見合った成果が出せていない」「代理店運用への切り替えを検討している」とお考えの方はぜひ参考にしてください。
ユニアドが取り組んだこと
今回ご依頼を受けたのは、アイフィスジャパン様の新規事業サイトのプロモーションです。
- 自社で運用しているリスティング広告の効果が出ない
- 広告運用に時間がかかりすぎる
とのことで自社運用から弊社に切り替えていただきました。
実際の改善提案と取り組み内容は以下のとおりです。
- キーワード選定
- 推定クリック率は広告ランクを左右する重要な要素で、ユーザーの検索語句とキーワードが完全に一致したときの実際のクリック率で決定されますが、アカウント分析を進めると検索クエリをキーワード登録できていない課題が判明しました。一定数以上のインプレッションがある検索語句を洗い出し、キーワードに追加することで改善を図りました。
- 広告表示オプション(アセット)の設定
- サイトリンクとコールアウトを設定しました。具体的にはサイトリンクの設定本数の増加、コールアウトの新規追加などです。広告の品質が改善できるよう、無料で設定できる広告表示オプション(アセット)の機能をフル活用しました。
- 広告配信データの共有によりSEO対策に貢献
- サイト利用ユーザーを対象としてお客様が実際に取ったアンケートを共有していただき広告運用に活用しました。弊社もリスティング広告の詳細データを共有することで、SEOにもお役に立てるように工夫しました。
アイフィスジャパン経営企画室リーダーの細田様に抱えていた課題と広告運用のご依頼に至った経緯、取り組み内容についてインタビューしました。
お客様の声
1. 抱えていた課題とご依頼の経緯
社内で運用するのは時間がかかりすぎていた

株式会社アイフィスジャパン
経営企画室リーダー 細田様
2年前に新規事業を立ち上げることになり、プロモーションの一環としてリスティング広告の運用を始めました。最初は社内のマーケティング担当者が広告運用をおこなっていたのですが、情報収集の時間も含め、時間がかかりすぎてしまうことが悩みでした。その際に御社を検索で見つけ、問い合わせをしました。
広告運用にかかる負担を減らしつつ、クオリティの高い運用に
自分たちの運用を客観的に見て的確な改善施策をアウトプットできるメンバーが社内にいないので、広告運用の方向性が正しいのか分からないという悩みもありました。運用を委託することで社内の負担を減らしつつ、さらに運用自体もよりクオリティの高いものにしたいと考えていました。
御社を含め複数社に広告運用のご提案をもらいました。私自身がもともと営業出身の人間なので、実績重視で話すよりも「今はこうなっているから、こうしたほうがよい」と実際に分析した上での改善提案が一番響きました。社内で比較検討した結果、御社に広告運用をお願いすることになりました。
改善施策案の一例
アイフィスジャパン様との取り組みにおいて、お客様のアカウントを分析した結果、下記のような改善施策をご提案しました。
初期設計 | アカウント構成 | 商材毎に1キャンペーン1広告グループに再構成(システムがうまく働く環境を作り、パフォーマンス最大化を図る) |
---|---|---|
キーワード選定 | 一定のインプレッション数以上の検索語句をキーワードとして追加することでターゲットユーザーが増加する | |
アセット | CTRの改善が見込めるため、アセットを網羅する(サイトリンク/コールアウト/構造化スニペット/電話番号など) | |
入札戦略 | 恒常的/スポットなど個別事情の最適化 | |
オーディエンス | リーセンシーによる分割、CVユーザーの除外を推奨 | |
管理・計画 | アカウント管理単位 | 全く異なるCVポイントをコンバージョンとして学習してしまうため、CVR期待値計算の精度が低下しないように商材毎にアカウント管理を推奨(※) |
年間スケジュール | 商材ニーズが高まるイベント時期(=検索ボリュームが増加する時期)をトレンドで分析し、広告宣伝費の投下量を調整 |
2. 広告運用委託後、社内の業務工数削減に成功
社内でおこなっていた業務は格段に減少した
リスティング広告は設定や分析、入稿などとにかく作業が多い上に仕様が頻繁に変更されるため、自社で運用する場合はどうしても担当を一人専任で付ける必要があると感じています。自社で運用する場合の人件費とのバランスを考えても、最適な状態ではありませんでした。
広告運用を依頼してからはキーワード選定やレポート作成など今まで自社でやっていた業務から手が離れ、核となる部分を伝えるだけでよくなりました。社内でおこなっていた業務が格段に減少しましたと感じています。
社内でおこなう必要がなくなった広告運用業務の一例
- レポート作成/分析
- キーワード選定/既存キーワードの精査
- 入稿/各種設定
- ターゲットユーザー選定
- 目標の設定/見直し
- 予算調整/予算計画の作成
- 問題点の洗い出し/改善案の作成 etc.
3. 今後の展望
本業以外のことは専門家に任せるほうが効率的
今まで書籍やインターネットから独学で運用していましたが、問題点を洗い出すだけでも時間がかかりますし、どのように改善すればよいかなどの個別事情については調べようにも限界があるのでスピーディーな運用とは言えない状況でした。運用を依頼してからは専門家にお願いできるので時間は短縮できるし、成果も出やすい。配信データを分析するにもどこに着目してよいか自社運用では分からなかった部分もプロの知見で改善案を提出してもらえるので効率的だと感じています。
広告において運用方針やウェブサイトの方向性を改善する必要がある場合は、事前に上司に説明して承諾を得てからでないと進められないという会社や部署も多いのではないかと思います。外部に委託していたとしても社内で把握する必要はあるので、引き続き効率よく仕事ができるようにしたいと思います。
参考:自社運用と代理店運用の比較
下記のとおり自社運用と代理店運用のどちらも一長一短があり、必ずしもどちらが合理的とは限りません。広告主様側のご状況により決定されるケースが多いと言えます。
自社運用 | 代理店運用 | |
---|---|---|
費用 | ○:自社の人件費のみ | 代理店の運用委託費(一般的に月額広告費の20%目安)+自社の人件費 |
事業理解 | ○:担当者の能力によるが、一般的に理解できていることが多い | 広告主の事業モデル・収益構造・顧客に対する理解が低い |
スピード感 | ○:担当者の能力によるが、社内で完結するため、運用フローが理解できる場合に限りスピード感が早いことが多い | 担当者の能力によるが、外部に委託している構造上、代理店側の優先順位や業務状況によりスピードが落ちやすい |
情報の鮮度 | 媒体のアップデート情報など自分たちで情報収集できないと鮮度が下がりやすい | ○:一般的には広告運用に関する情報が入りやすい環境のため、情報の鮮度は高い |
ノウハウ | 最初はゼロからのスタートとなり、比較できる対象や指標がない中、自分たちでノウハウを蓄積する必要がある | ○:担当者の能力によるが、今までの勘や経験に基づいた成功パターンや効果が出やすい法則性を理解しているため、運用ノウハウは高いことが多い |
工数 | 自社運用の場合は社内工数100%になるため、本業との兼ね合いで業務が圧迫される | ○:代理店運用の場合は社内工数10%以下になるため、本業に専念しやすい |
4. 最後に
お話ありがとうございました。今回は「自社で運用しているリスティング広告を委託して業務効率化したい」との想いからご相談いただき、弊社にてリスティング広告の運用代行をさせていただきました。レポート作成やキーワード選定などの広告運用業務を弊社にお任せいただけたことで、お客様側の負担を削減し、本業に専念できる環境づくりのお手伝いができたのではないかと思います。
現在自社運用で時間がかかっている割に成果がなかなか出ず、代理店運用への切り替えを検討されている方はぜひ一度弊社にご相談ください。
株式会社アイフィスジャパン:https://www.ifis.co.jp/
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