• コンサルティング

Google広告を見直すことで具体的な改善点を発見できました

株式会社オフィックス株式会社オフィックス / Kolo

オフィスにまつわるインテリア販売、設計施工や内装工事など、働く環境づくりを幅広くサポートするオフィックス様。Webミーティングの際に便利な個室型防音ブース『Kolo(コロ)』の販売など、リモートワークの普及で働き方が変化するお客様のニーズに合わせたサービスを提供されています。今回は独学でおこなっていたGoogle広告の運用をプロの視点で見直してほしいとの想いから、コンサルティングをさせていただくことになりました。

さて、本インタビューでは、オフィックス営業兼広告運用担当の出口様にお話をお伺いしました。現在営業と広告運用を担当されていて「広告運用の効果が出ているのか分からない」「予算を抑えつつ効果を改善したい」とお考えの方はぜひ参考にしてください。

ユニアドが取り組んだこと

結論として、コンサルティング前後の結果は以下のとおりです。

概要

  • 媒体:Google広告
  • コンサルティング期間:1ヶ月間
コンサルティングの成果グラフ

【コンバージョン数】
コンサル前:13件→コンサル後:18件

主に入札戦略やキーワード選定、アトリビューションモデルの変更によってわずか1ヶ月間という短期間でCV数142%アップを達成しました。

入札戦略の変更
今回は新規からの問い合わせ数の増加を目的とされていたため、入札戦略を「クリック数の最大化」から「コンバージョン数の最大化」に変更しました。
入札戦略の変更
マッチタイプが重複しているキーワードの削除
同じキーワードでマッチタイプが重複しているとデータが分散し、学習スピードが低下する可能性があるためフォンブース(完全一致)とフォンブース(部分一致)で分かれていたキーワードをフォンブース(部分一致)のみになるように変更しました。
マッチタイプが重複しているキーワードの削除
アトリビューションモデルの変更
アトリビューションとは、コンバージョンに至るまでにユーザーが検索した語句にそれぞれ貢献度を割り振ることです。最後の検索クエリの貢献度を自動的に最大とするラストクリックでは、間接的に貢献したキーワードを評価することができないため、アトリビューションモデルを変更しました。

オフィックス営業兼広告運用担当の出口様に抱えていた課題やコンサルティングのご依頼に至った経緯、苦労した点や今後の課題についてインタビューしました。

お客様の声

1. 抱えていた課題と導入の経緯

広告運用に根本的な疑問があった

株式会社オフィックス様のインタビュー画像

株式会社オフィックス PRODUCT事業部
ホールセールス営業担当 出口様

広告運用に関して素人だったので、YouTubeやブログで勉強して運用していました。例えば「コンバージョン設定の仕方」などと検索すればピンポイントで疑問が解決されるので効率的だと思いました。「そもそもこの運用で正しいのか」といった根本的な疑問については、正しい情報の見極めが難しく感じました。

小さな会社では運用代行は頼みづらい

以前広告の運用代行を依頼していたのですが、あまり効果が出ず慎重になっていました。弊社のような月10~15万円という少額の予算で運用を依頼しても片手間でやられてしまうのでは、という懸念もありました。そこで、自分で運用しながらも見直してくれるサービスを探すことにしました。

コンサルティング前の悩み

  • 設定など具体的な疑問は自分で解決できるが、広告運用の方針に関する疑問は解消されなかった
  • 効果を上げるために何をすればよいか分からなかった
  • 少額予算では運用代行を委託しても片手間でやられてしまうのではと懸念があった

2. コンサルティング後、CV数142%アップを達成

広告運用の改善と商品の需要の高まりが相互作用した

特に入札戦略の変更が効果的だったと感じています。変更直後は一時効果が下がったものの次月には問い合わせが1.5倍になりました。需要の高まりも作用しているとは思いますが、少しの設定変更で広告の改善を実感しました。

コンサルティング前後のデータ比較(データ計測期間:各1ヶ月)

CV数CPACVRコスト
コンサル前12.67,5751.67%95,780
コンサル後18.06,9662.71%125,387
ポイント①:スマート自動入札を積極的に活用する
ポイント②:キーワードのマッチタイプを重複させない

自分で運用するスピード感

自社で運用するメリットとしては費用面の次にスピード感が大きいです。弊社では価格や仕様の変更が頻繁にあるのに加え、決算月だから一気に予算を増やそう、と突然社内で決定することもあります。外部との打ち合わせや確認の段取りなしに変更できるのが自社運用の良さだと思います。

3. 苦労した点

広告と営業を同時に担当

苦労した点では広告と営業を同時に担当しているので、営業が忙しくなると広告に手が回らず、期日までに出稿できなかったりすることもあるなどの体制面になるかと思います。

一方で、営業担当として実際に問い合わせをいただいたお客様と打ち合わせができる立場は強みだと感じており、どういった理由でお問い合わせいただいたのかを直接お伺いし、広告運用に反映できるので、良い相乗効果を生んでいると言えます。

顧客の声を広告に活用した成功事例

例①:「1.7万円」を押し出す広告に変更したところ問い合わせ数が増加
例②:ショールームの写真をページ中ほどから移動すること外観をイメージしやすい

4. 今後の課題

広告とランディングページの工夫が重要

ランディングページがきっかけで問い合わせに繋がることがよくあるので、ウェブ広告だけでなくその先のランディングページも重要です。

引き続きGoogle広告を運用しながらスキルを磨きつつ、ABテストなどの効果検証をし、社内に報告できるようにしたいと思います。現在はGoogle広告だけですが、これからFacebookやInstagramにも広告を配信し、より露出を増やしたいと考えております。

▼オフィックス様のサービスサイト
ランディングページ

ランディングページの工夫点

  • オフィスのレイアウトに凝っている会社がターゲットになるため、ランディングページのデザイン性もよく見られている。
  • 防音ブースだけの画像ではなく、実際オフィスに置いた画像を掲載することで、おしゃれなオフィスに置いても違和感がないことを視覚的に伝える。

仕事への想い

現在は在宅ワークも増え、企業としてはリモートワークを推奨しつつも会社に来てもらえるような居心地の良いオフィスを創ろうと努力しているのが垣間見えます。そのためにはWebミーティングの際、話している内容を聞かれて恥ずかしいとか、騒音の問題を気にせず働ける場所づくりが大事になります。そこで弊社の取り扱う防音ブースを置くことで、落ち着いて打ち合わせに取り組むことができます。

実際に導入していただいたお客様からも、このブースのおかげで心おきなく声を張って商談ができる、といった声をいただけるのが私の励みです。

5. 最後に

お話ありがとうございました。インタビューさせていただいた出口様は広告運用の担当者に自ら立候補され、ウェブで情報収集をされながらの運用とのことでした。今回は弊社にておこなったアカウント診断によって、具体的な改善点が浮き彫りになったと評価していただけました。「自分たちの広告運用が正しいか分からない」という漠然とした疑問に対して課題解決のお手伝いができたかと思います。

Google広告の効果をどのように判断し、何を改善すればよいか分からないという方はぜひ一度弊社にご相談ください。

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