• コンサルティング

キーワードの本質を理解した上で運用できるようになりました

株式会社ソニックガーデン株式会社ソニックガーデン / Remotty

仮想オフィスツール『Remotty(リモティ)』を開発されている株式会社ソニックガーデン様。Remottyとは、リモートワークで起こりやすいコミュニケーション不足を解消するリモートワークのための仮想オフィスサービスです。ソニックガーデン様はこれまで自社内でGoogle広告を運用されてきましたが「運用方法をプロに教わり、納得感を持って運用をおこないたい」との想いから、広告運用のコンサルティングをさせていただくことになりました。

さて、本インタビューでは、ソニックガーデン広告運用のご担当者様にお話をお伺いしました。「正しい設定方法を教えてほしい」「成果向上のノウハウを知りたい」とお考えの方はぜひ参考にしてください。

ユニアドが取り組んだこと

結論として、コンサルティング前後の結果は以下のとおりです。

概要

  • 媒体:Google広告
  • コンサルティング期間:1ヶ月間

コンサルティング前後のデータ比較(データ計測期間:各1ヶ月間)

CV数表示回数クリック数クリック率
コンサルティング前415,9465003.14%
コンサルティング後611,1315154.63%

主にキーワード選定の見直しや除外キーワードの追加、年齢ターゲットの見直しによってわずか1ヶ月間という短期間でCTR147%アップを達成しました。

除外キーワードの追加
今回はリモートワーク 机リモートワーク 椅子などリモートワークで使う家具や家電を検索しているユーザーにも広告が意図せず配信されていました。「机」や「椅子」など無関係キーワードを合計51個除外することで、クリック率を3.14%→4.63%に上昇させることができました。
18~24歳、65歳以上への広告配信を停止
年齢別の広告配信データを確認したところ、18~24歳、65歳以上の年齢層からコンバージョンが発生していなかったため、該当の年齢層への広告配信を停止しました。除外キーワード同様に年齢ターゲットを絞ることで、無駄クリックを減らすようにしました。
新規キーワードの追加
ヴァーチャル オフィス テレワーク仮想 オフィスなどサービスに関係があり、コンバージョンしている検索語句を合計8個追加しました。また、キーワードプランナーから追加できそうなキーワードを抽出し、テレワーク 管理というキーワードを追加しました。新規キーワードを追加することで品質スコアが上がるようにしました。

ソニックガーデン広告運用のご担当者様に抱えていた課題とコンサルティングのご依頼に至った経緯、今後の展望についてインタビューしました。

お客様の声

1. 抱えていた課題と導入の経緯

しっかり設定できているか分からない

弊社の別サービスでGoogle広告を配信したこともあり、広告運用の経験は少しだけありました。広告配信の設定内容をGoogleの担当者にレビューをしてもらいましたが、本当にできているか不安があったのでご相談させていただきました。

一方で「社内で知見を深めたい」「Remotty以外のサービスにも応用したい」と考えていたので、広告運用自体をすべて委託することについては考えていませんでした。

ご依頼当時の状況

  • 広告運用歴:3ヶ月間
  • Google広告ヘルプで調べながら独学で運用

広告運用とはそもそもどのようなことをするのか

御社にコンサルティングを依頼するきっかけは、現状のアカウント設定が本当に正しいのかという不安があったことです。一度専門家の方に見てもらい、アドバイスをいただきたいと思いました。

広告運用の流れも分からず、管理画面に提示される最適化案をそのまま信用してよいのか、どこの数字を見て、どのような要素を調整していけば成果が上がっていくのかも分かりませんでした。また、CPAやコンバージョン率はどのくらいを目指すべきか、広告運用とはそもそもどのようなことをするのかなどを教えていただきたいと考えていました。

2. コンサルティング後、CTR147%アップを達成

ユーザーが実際に検索した語句から新しい発見がある

御社から広告運用のノウハウを学んでからは、これまで見てこなかった検索語句や除外キーワードについても意味を理解した上で調整できるようになりました。ユーザーが実際にどのようなキーワードで流入してきているのかを知ることができたことは、私にとって新しい発見でした。

コンサルティング前後のデータ比較(データ計測期間:各1ヶ月間)

CV数表示回数クリック数クリック率
コンサルティング前415,9465003.14%
コンサルティング後611,1315154.63%

考察

  • 今回はリモートワーク 机リモートワーク 椅子などリモートワークで使う家具や家電を検索しているユーザーにも意図せず広告が配信されていた。
  • 除外キーワードを設定することで無駄インプレッションが減少(15,946回→11,131回)し、結果的にクリック率が3.14%→4.63%に上昇した。

ユーザーの知りたいことや困っていることを知れる

広告を出す側は、自分たちの感覚で広告を出してしまいがちです。実際にユーザーがどのようなことを知りたいのか、どのようなことに困っているのかを知ることができたのは本当によかったです。

ポイント①:ユーザーの検索意図を理解することで事業領域の拡大に繋げる
ポイント②:不要な検索語句を除外キーワードとして追加することで損失を未然に防ぐ

3. 今後の展望

広告運用のサイクルを続けていく

新型コロナウイルスの影響でリモートワークを推進しなくてはいけないが、課題が多くどこから手をつければよいのか分からず困っているという担当者の方の声をよく聞きます。実際にリモートワークをする企業の不安を取り除くお手伝いができればと考えています。

Google広告やアナリティクスの管理画面にはたくさんの数字が並んでいて、一見ただの数字ですが、画面の向こうには実際にユーザーがいます。ユーザーの動きを想像し、仮説を立てて運用する。結果を分析して、仮説検証をおこなうという一連のサイクルを続けていこうと思います。

直近の検討事項

  • Google広告からの成約率やLTV次第では規模の拡大を検討
  • 今後、問い合わせ数が鈍化してきたときに広告を使って維持をする

4. 最後に

お話ありがとうございました。今回のソニックガーデン様は以前弊社のコンサルティングを受けた方からのご推薦により、弊社にご依頼いただくこととなりました。

広告を自社で運用する選択肢はまだまだ少ないですが、最近は自社運用が増えてきているのも事実です。現在自社で運用されている方で、広告運用や現状の設定に不安のある方はぜひご相談ください。

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