
「レスポンシブディスプレイ広告とは?」
「レスポンシブディスプレイ広告のメリットについて調べている」
「レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定が知りたい」
この記事はそのような方向けに書いています。
こんにちは、社長兼マーケター兼ユーチューバーの中釜(@keitanakagama)です。
リスティング広告に携わり10年になりますが、レスポンシブディスプレイ広告についての情報を探している方がかなり多かったので記事にしました。

初めての方でも分かりやすいように、レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定・サイズ・設定方法だけでなく、配信するメリットについても解説しています。
ピンポイントで知りたい方のために目次を記載していますので、見たい項目をクリックすると便利です。
【目次】
それでは解説していきます。
レスポンシブディスプレイ広告とは
レスポンシブディスプレイ広告とは、掲載面に合わせてサイズやレイアウトを自動調整してくれるタイプのディスプレイ広告です。1種類の広告を設定するだけで、すべての「サイズ」「フォーマット」(テキスト、イメージ、ネイティブ)を網羅できます。
レイアウトは、入稿した5つのアセットの組み合わせで決まります。
5つのアセット
- 広告見出し
- 長い広告見出し
- 説明文
- 画像
- ロゴ
掲載イメージ①:広告見出し+説明文+ロゴのパターンは以下のとおりです。
掲載イメージ②:長い広告見出し+会社名+ロゴのパターンは以下のとおりです。
その他のパターン:広告のサイズ、画像のサイズ(横長・スクエア)、アセットの配置などが異なります。
レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定
レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定は以下のとおりです(*は必須項目)。
項目 | 規定 | 個数 |
---|---|---|
画像(横長)* | 600×314(1.91:1)以上 ※推奨は1200×628 5120KB以下 |
最大15枚 |
画像(スクエア)* | 300×300(1:1)以上 ※推奨は1200×1200 5120KB以下 |
最大15枚 |
ロゴ(横長) | 512×128(4:1)以上 ※推奨は1200×300 5120KB以下 |
最大5個 |
ロゴ(スクエア) | 128×128(1:1)以上 ※推奨は1200×1200 5120KB以下 |
最大5個 |
広告見出し* | 全角15文字以内 | 最大5個 |
長い広告見出し* | 全角45文字以内 | 最大1個 |
説明文* | 全角45文字以内 | 最大5個 |
会社名* | 全角15文字以内 | – |
最終ページURL* | – | – |
行動を促すフレーズ | 自動でOK(選択も可) | – |
以下、画像に関して注意点があります。
注意点
- 文字の部分が画像全体の20%を超えないようにする
- 画像の両端がトリミングされる場合がある(各辺最大5%)
レスポンシブディスプレイ広告の設定方法
Google広告におけるレスポンシブディスプレイ広告は、以下の手順で設定します。
1. [広告と広告表示オプション]タブ > [+]ボタン > [レスポンシブ ディスプレイ広告]をクリックします。
2. 任意のキャンペーンと広告グループを選択します。
3. 必要な項目を入力し、[保存]ボタンをクリックします。
ロゴ・画像の追加方法
ロゴ・画像は4つの方法で追加できます。
- ウェブサイトをスキャン:入力したサイトをスキャンして画像やロゴを取得
- アップロード:画像をアップロード
- ストック画像:商品やサービスに関連する画像を検索
- 最近使用した画像
画像を選択した後、[次の用途で使用] > [画像]もしくは [ロゴ]を選択します。
レスポンシブディスプレイ広告のメリット
レスポンシブディスプレイ広告を設定するメリットは2点です。
メリット①:表示回数・クリック率とも高い
レスポンシブディスプレイ広告では、すべてのサイズ・フォーマット(テキスト、イメージ、ネイティブ)に変換可能なので、多くのユーザーへリーチすることができます。
運用事例
下記は弊社の運用事例です。「レスポンシブディスプレイ」「バナー」「テキスト」をリマーケティングで配信した結果になります。
広告の種類 | 表示回数 | 視認率 | クリック数 | クリック率 |
---|---|---|---|---|
レスポンシブ | 657,422 | 51.4% | 2,925 | 0.445% |
バナー | 369,193 | 40.8% | 580 | 0.157% |
テキスト | 80,921 | 62.4% | 242 | 0.299% |
- 考察
-
- レスポンシブディスプレイ広告は、バナーやテキストより表示回数・クリック数・クリック率とも高いという結果になった。
- 視認率のみテキストが62.4%と上回った。
メリット②:広告が自動最適化される
複数のアセット(広告見出し、ロゴ、動画、画像)を登録することで、最適なアセットの組み合わせを自動で割り出してくれます。
→改善の部分に時間を費やすことができる。
レスポンシブディスプレイ広告の運用ポイント
レスポンシブディスプレイ広告の効果をより高めるための運用ポイントは3点です。
ポイント①:無駄な配信先を除外する
管理画面の[プレースメント]タブからクリック数が多いにも関わらず、コンバージョンがとれていない配信先を除外する必要があります。
無駄な配信先で表示されていないかは、以下で確認できます。
確認方法
[プレースメント]タブ > [広告が表示された場所]タブをクリックします。
配信先の除外設定は、以下で設定できます。
除外設定の方法
1. [プレースメント]タブ > [除外設定]タブ > [プレースメントを除外]をクリックします。
2. キャンペーンを選択し、除外したいサイトのURLや単語を入力し、追加します。
ポイント②:ターゲットを絞り込む
レスポンシブディスプレイ広告でターゲットを絞り込む方法は4つあります。
- オーディエンス:既にサイトに訪問したユーザーなど
- ユーザー属性:年齢・性別・世帯年収・子どもの有無など
- トピック:テーマ・カテゴリを指定する
- プレースメント:特定のウェブサイトなど
例えば、求人情報サイトの広告の場合、以下の設定ができます。
- オーディエンス①:既にサイトに訪問したユーザー(リマーケティング)
- オーディエンス②:「人材サービス、リクルートサービス」に購買意向の強いユーザー
- トピック:人材
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【保存版】GDNターゲティングの種類と効果的な使い方を解説
ポイント③:テストを繰り返す
レスポンシブディスプレイ広告は「メリット②:広告が自動最適化される」と解説しましたが、テストを繰り返すことが必要な場合もあります。
→1回設定して終わりではなく、繰り返しテストをおこなう。
まとめ
本記事で解説した「レスポンシブディスプレイ広告」は以下のとおりです。
【まとめ】
レスポンシブディスプレイ広告は表示回数・クリック率が高く、配信するメリットは大きいので、必須の広告フォーマットと言えます。
バナー広告のサイズについては「【2021年最新】GDN・YDNバナーサイズ一覧」でまとめているので、こちらもあわせてご確認ください。
というわけで今回は以上となります。
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