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【完全版】レスポンシブディスプレイ広告の基礎とメリットを解説

【完全版】レスポンシブディスプレイ広告の基礎とメリットを解説
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※このページは2024年4月13日に更新されました。
中釜啓太

この記事を書いた人株式会社ユニアド 代表取締役 中釜 啓太

「レスポンシブディスプレイ広告とは?」
「レスポンシブディスプレイ広告のメリットについて調べている」
「レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定が知りたい」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケターの中釜です。

運用型広告に携わり12年になりますが、レスポンシブディスプレイ広告についての情報を探している方がかなり多かったので記事にしました。

初めての方でも分かりやすいように、レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定・サイズ・設定方法だけでなく、配信メリットや運用ポイントについても解説しています。

注:レスポンシブ広告には「レスポンシブディスプレイ広告」と「レスポンシブ検索広告」の2つがありますが、この記事では「レスポンシブディスプレイ広告」について書いています。

ピンポイントで知りたい方のために目次を記載していますので、見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

レスポンシブディスプレイ広告とは

レスポンシブディスプレイ広告とは、掲載面に合わせてサイズやレイアウトを自動調整してくれるタイプのディスプレイ広告です。

1種類の広告を設定するだけで、すべての「サイズ」「フォーマット」(テキスト、イメージ、ネイティブ)を網羅できます。

レイアウトは入稿した5つのアセットの組み合わせで決まります。

【アセットの種類】

  • 広告見出し
  • 長い広告見出し
  • 説明文
  • 画像(動画)
  • ロゴ

掲載イメージ①:広告見出し+説明文+ロゴのパターンは以下のとおりです。

レスポンシブディスプレイ広告の掲載イメージ

掲載イメージ②:長い広告見出し+会社名+ロゴのパターンは以下のとおりです。

レスポンシブディスプレイ広告の掲載イメージ②

その他のパターン:広告のサイズ、画像のサイズ(横長・スクエア)、アセットの配置などが異なります。

レスポンシブディスプレイ広告の掲載イメージ③

レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定

レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定は以下のとおりです(*は必須項目)。

項目 規定 個数
画像(横長)* 600×314(1.91:1)以上
※推奨:1200×628
最大15
画像(スクエア)* 300×300(1:1)以上
※推奨:1200×1200
最大15
ロゴ(横長) 512×128(4:1)以上
※推奨:1200×300
最大5
ロゴ(スクエア) 128×128(1:1)以上
※推奨:1200×1200
最大5
広告見出し* 半角30文字(全角15文字) 最大5
長い広告見出し* 半角90文字(全角45文字) 最大1
説明文* 半角90文字(全角45文字) 最大5
会社名* 半角25文字(全角12文字)
最終ページURL*

【拡張子(ファイル形式)】

  • JPG
  • PNG
  • GIF

【容量(ファイルサイズ)】

  • 画像(横長・スクエア):5120KBまで
  • ロゴ(横長・スクエア):5120KBまで

【画像に関する注意点】

  • 文字の部分が画像全体の20%を超えないようにする
  • 画像の両端がトリミングされる場合がある(各辺最大5%)

レスポンシブディスプレイ広告の設定方法

レスポンシブディスプレイ広告は以下の手順で設定します。

  1. 広告とアセット]タブを開く
  2. 青色の[]ボタン > [レスポンシブ ディスプレイ広告]を選択する
  3. 任意のキャンペーンと広告グループを選択する
  4. 必要な項目を入力し、[保存]ボタンを選択する

ロゴ・画像は5つの方法で追加できます。

【ロゴ・画像の追加方法】

  • 候補:最終ページURLから取得した画像や最近使用した画像数点
  • アセットライブラリ:最近使用した画像
  • ウェブサイトまたはソーシャル:入力したサイトから画像やロゴを取得
  • アップロード:画像をアップロード
  • 無料のストック画像:商品やサービスに関連する画像を検索

画像を選択した後、いくつか提示される候補から切り抜き方を選び、[保存]ボタンで決定します。

レスポンシブディスプレイ広告のメリット

レスポンシブディスプレイ広告を設定するメリットは2点です。

メリット①:クリック率が高い

レスポンシブディスプレイ広告はクリック率が高い傾向があります。

下記は「レスポンシブディスプレイ広告(①)」「バナー広告(②)」をそれぞれ1本ずつ配信した事例になります。

▼弊社運用事例
表示回数 セッション数 CTR CV CPA
302,851 1,569 0.52% 24 13,311
529,867 351 0.07% 5 15,967
考察
  • レスポンシブディスプレイ広告はバナー広告よりCTRが7倍以上高いという結果になった。
  • 表示回数においてはバナー広告がレスポンシブディスプレイ広告より約1.8倍多いという結果になった。

メリット②:広告が自動最適化される

複数のアセット(広告見出し・説明文・ロゴ・動画・画像)を登録することで、最適なアセットの組み合わせを自動で割り出してくれます。

広告を1種類登録するだけなので、広告作成や管理に使っていた時間を節約することができる。

レスポンシブディスプレイ広告の運用ポイント

レスポンシブディスプレイ広告の効果をより高めるための運用ポイントは2点です。

ポイント①:アセットをすべて設定する

広告見出しや説明文などのアセットをすべて設定することが推奨されています。

下記は「見出し1本・説明文1本(①)」と「見出し5本・説明文5本(②)」をそれぞれ1本ずつ配信した事例になります。

▼弊社運用事例
表示回数 セッション数 CTR CV CPA
695,804 443 0.06% 8 14,452
701,672 494 0.07% 7 14,024
考察
  • アセットを追加しても大きな改善は見られない結果となった。
  • アセットをすべて設定すれば改善するというわけではないため、根本的な修正が必要な場合もある。

ポイント②:リンク先のABテスト

リンク先の見直しも重要な運用ポイントです。

下記はリンク先を「店舗詳細ページ(①)」と「TOPページ(②)」でABテストした事例になります。

▼弊社運用事例
表示回数 セッション数 CV CVR CPA
911,554 11,136 165 0.75% 1,090
934,833 11,178 265 2.37% 672
考察
  • リンク先をTOPページに変更したことでCVRが0.75%→2.37%に改善した。
  • アセットの網羅に固執せず、リンク先のABテストも実施する。

まとめ

本記事で解説した「レスポンシブディスプレイ広告」は以下のとおりです。

レスポンシブディスプレイ広告はクリック率が高く、配信するメリットは大きいので、必須の広告フォーマットと言えます。

バナー広告のサイズについては「【2024年最新】GDN・YDN(YDA)バナーサイズ一覧」でまとめているので、こちらもあわせてご確認ください。

というわけで今回は以上となります。

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この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後、広告代理店でWebマーケティングの経験を積み、2015年株式会社ユニアドを創業。
運用型広告をもっと知りたい方に、役立つ情報をお届けしています。