【完全版】レスポンシブディスプレイ広告の概要と入稿規定を解説

【完全版】レスポンシブディスプレイ広告の概要と入稿規定を解説
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※このページは2026年3月9日に更新されました。
中釜啓太

この記事を書いた人株式会社ユニアド 代表取締役
中釜 啓太

「レスポンシブディスプレイ広告とは?」
「レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定について知りたい」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケターの中釜です。

運用型広告に携わり14年になりますが、レスポンシブディスプレイ広告についての情報を探している方が多かったので記事にしました。

初めての方でも分かりやすいように、レスポンシブディスプレイ広告の概要や入稿規定・サイズ・設定方法だけでなく、メリットや運用ポイントについても解説しています。

注:レスポンシブ広告には「レスポンシブディスプレイ広告」と「レスポンシブ検索広告」の2種類がありますが、この記事では「レスポンシブディスプレイ広告」について書いています。

ピンポイントで知りたい方は、以下の目次から見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

レスポンシブディスプレイ広告とは

レスポンシブディスプレイ広告とは、掲載面に合わせてサイズやレイアウトを自動調整してくれるタイプのディスプレイ広告のことです。

レスポンシブディスプレイ広告とはのイメージ図

レスポンシブディスプレイ広告においては1種類の広告を設定するだけで、幅広いサイズ・表示形式に対応できます。

レイアウトは、広告見出し/長い広告見出し/説明文/画像/動画/ロゴ/ビジネス名などのアセットの組み合わせで決定されます。

さらに、アセットの調整/ストック画像/AI生成アセット/自動生成動画が使われる場合もあります。

【アセット一覧】

  • 広告見出し
  • 長い広告見出し
  • 説明文
  • 画像
  • 動画
  • ロゴ
  • ビジネス名

掲載イメージ①:広告見出し+説明文+ロゴのパターンは以下のとおりです。

レスポンシブディスプレイ広告、掲載例のキャプチャ①

掲載イメージ②:長い広告見出し+ビジネス名+ロゴのパターンは以下のとおりです。

レスポンシブディスプレイ広告、掲載例のキャプチャ②

掲載イメージ③:広告のサイズ、画像のサイズ(横向き・スクエア)、アセットの配置などが異なるその他のパターンは以下のとおりです。

レスポンシブディスプレイ広告、掲載例のキャプチャ③

レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定

レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定は以下のとおりです(*は必須項目)。

項目 規定 個数
画像(横向き)* 推奨サイズ:1200×628
最小サイズ:600×314
最小1枚、最大15
画像(スクエア)* 推奨サイズ:1200×1200
最小サイズ:300×300
最小1枚、最大15
画像(縦向き) 推奨サイズ:900×1600
最小サイズ:600×1067
最小0枚、最大15
ロゴ(横長) 推奨サイズ:1200×300
最小サイズ:512×128
最小0個、最大5
ロゴ(スクエア) 推奨サイズ:1200×1200
最小サイズ:128×128
広告見出し* 半角30文字(全角15文字) 最小1個、最大5
長い広告見出し* 半角90文字(全角45文字) 最小1個、最大1
説明文* 半角90文字(全角45文字) 最小1個、最大5
ビジネス名* 半角25文字(全角12文字) 最小1個、最大1
最終ページURL*

※ビジネス名:確認済みのドメイン名、または、正式なビジネス名と厳密に一致する名称を設定
※動画アセット:任意(横向き・正方形・縦向きの動画を追加可能)
※CTA:自動設定

【拡張子(ファイル形式)】

  • JPG(推奨)
  • PNG(推奨)

※アニメーションGIFなどの動く画像は使用不可

【容量(ファイルサイズ)】

  • 画像(横向き・スクエア・縦向き):5120KBまで
  • ロゴ(横長・スクエア):5120KBまで

【画像に関する注意点】

  • 文字の部分が画像全体の20%を超えないようにする
  • 画像の両端がトリミングされる場合がある(各辺最大5%)

バナー広告サイズの最新情報については下記の記事を参考にしてください。
» 【2026年最新】GDN・YDN(YDA)バナーサイズ一覧

レスポンシブディスプレイ広告の設定方法

レスポンシブディスプレイ広告は以下の手順で設定します。

  1. 左メニュー[キャンペーン] タブ > [キャンペーン] を選択する
  2. [広告] タブを選択する
  3. 青のプラスマーク >[レスポンシブディスプレイ広告]を選択する
  4. 広告グループを指定して、最終ページURL/ビジネス名/画像/動画/ロゴ/広告見出し/長い広告見出し/説明文の該当の項目を入力する
  5. [保存]ボタンを選択する

ロゴ・画像は5つの方法で追加できます。

【ロゴ・画像の追加方法】

  • 候補:最終ページURLから取得した画像や最近使用した画像数点
  • アセットライブラリ:最近使用した画像
  • ウェブサイトまたはソーシャル:入力したサイトから画像やロゴを取得
  • アップロード:画像をアップロード
  • 無料のストック画像:商品やサービスに関連する画像を検索

画像を選択した後、いくつか提示される候補から切り抜き方を選び、[保存]ボタンで決定します。

レスポンシブディスプレイ広告のメリット


レスポンシブディスプレイ広告を設定するメリットは以下の5点です。

メリット①:クリック率が高い

レスポンシブディスプレイ広告はクリック率(CTR)が高い傾向があります。

下記は「レスポンシブディスプレイ広告(①)」「アップロード型バナー広告(②)」をそれぞれ1本ずつ配信した事例になります。

▼弊社運用事例
表示回数 セッション数 CTR CV CPA
302,851 1,569 0.52% 24 13,311
529,867 351 0.07% 5 15,967
考察
  • バナー広告のほうが表示回数は約1.8倍多かった一方で、レスポンシブディスプレイ広告はCTRが約7.4倍、セッション数が約4.5倍、CVが4.8倍となり、CPAも約16.6%低く推移した。
  • 今回の事例では、表示回数の多さよりも、掲載面に応じてサイズや表示形式を自動調整できるレスポンシブディスプレイ広告の特性が、より関心の高いユーザーとの接点づくりに寄与した可能性がある。

メリット②:幅広いユーザーに届く

レスポンシブディスプレイ広告は、ウェブサイト・アプリ・YouTube・Gmailなど、幅広い掲載面に配信できます。

主な理由は、広告枠に合わせてサイズ・表示形式・フォーマットが自動調整されることと同じアセットでもバナー広告やネイティブ広告など複数の見せ方ができることです。

そのため、面ごとにクリエイティブを作り分けなくても、1つの広告で多くの配信面をカバーしやすくなります。

メリット③:動画を設定できる

レスポンシブディスプレイ広告では、画像だけでなく動画アセットも追加できます。

動画を設定するメリットは、静止画では伝えにくい使用シーンや世界観を伝えやすいことに加え、Google広告が動画のほうが成果につながると判断した場面では、画像の代わりに動画が表示される点です。

特にブランド訴求や理解促進が重要な商材では、静止画だけでなく動画も用意しておく価値があります。

メリット④:広告が自動最適化される

複数のアセットを登録すると、Google AI が掲載枠ごとに最適な組み合わせを選び、自動で配信を調整します。

人手で細かくパターンを出し分けなくても検証が進むのが利点ですが、自動最適化の精度はアセットの量と質に左右されます。

独自性のある見出し・説明文・画像を十分に用意した上で運用することが重要です。

メリット⑤:運用コストを削減できる

レスポンシブディスプレイ広告の大きな利点のひとつが、運用工数の削減です。

通常バナー広告は複数のサイズやフォーマットに合わせてデザインを作成し、それぞれを個別に入稿・管理する必要があります。

一方でレスポンシブディスプレイ広告では一度アセットを登録しておけば、Google広告が自動で広告枠に合ったサイズや構成に変換し配信してくれるため、クリエイティブをひとつずつ管理する必要がありません。

これにより広告主は広告効果を分析したり、戦略を練ったりといった本質的な業務により多くの時間を充てることができるようになります。

少人数のチームで運用している企業や複数の媒体を横断的に扱っている担当者にとっては、作業の簡略化と効果の最大化を両立できる、非常に魅力的な選択肢と言えます。

レスポンシブディスプレイ広告の運用ポイント

レスポンシブディスプレイ広告の運用ポイントを3点解説します。

ポイント①:独自性のあるアセットを十分に設定する

レスポンシブディスプレイ広告の機械学習を最大限に活かすためには、広告見出しや説明文などのアセットをできる限り多く設定することが推奨されています。

しかし、「ただ文字数や語尾を変更しただけのアセット」を量産しても、パフォーマンスの向上には繋がりません。

下記は「見出し1本・説明文1本(①)」と「見出し5本・説明文5本(②)」をそれぞれ1本ずつ配信した事例になります。

▼弊社運用事例
表示回数 セッション数 CTR CV CPA
695,804 443 0.06% 8 14,452
701,672 494 0.07% 7 14,024
考察
  • アセット数を5倍に増やしたにもかかわらず、CTRやCPAに大きな改善は見られない結果となった。システムが有効なABテストをおこなえなかったことが原因と考えられる。
  • アセットは単に数を埋めるだけでなく、「価格訴求」「機能訴求」などそれぞれ異なる切り口を持たせたアセットを用意することが重要である。

ポイント②:リンク先のABテスト

リンク先の見直しも重要な運用ポイントです。

下記はリンク先を「店舗詳細ページ(①)」と「TOPページ(②)」でABテストした事例になります。

▼弊社運用事例
表示回数 セッション数 CV CVR CPA
911,554 11,136 165 1.48% 1,090
934,833 11,178 265 2.37% 672
考察
  • リンク先をTOPページに変更したことでCVR:1.48%→2.37%に改善した。
  • 広告アセットの改善だけでなく、リンク先ページのABテストも並行しておこない、どちらが成果改善に効いているかを切り分けて検証する。

このようなABテストを正確に評価するには、コンバージョン計測の設定が不可欠で、登録や購入といったユーザーのアクションを正確に測定できるようにし、成果を数値で可視化することで、仮説の検証と改善サイクルをスムーズに回せます。

動画アセットを使用している場合は、クリック以外の成果も捉える「エンゲージビューコンバージョン」の確認も有効です。

ポイント③:プレースメントを精査する

プレースメントとは、広告が表示される場所やメディアのことを指します。

特定のウェブサイト(まとめサイト・ブログ・ニュースサイトなど)やスマホアプリ内の広告枠(情報アプリの記事内・ゲームアプリの画面内など)が挙げられます。

プレースメントを精査する理由は2点あります。

【プレースメントを精査すべき理由】

  1. ❶悪質なコンバージョンが発生している可能性がある
  2. ❷誤タップを誘発する設計のアプリやウェブサイトがある

1点目は、悪質なコンバージョンが発生している可能性があることです。

現在自動入札が主流となり、自動でクリック単価が調整されていますが、悪質な場合、サイト管理者自ら架空のコンバージョンを発生させることで、クリック単価を釣り上げる場合があります。

架空コンバージョンは効果測定に悪影響を与えるだけではなく、広告配信精度を悪化させる原因となります。

実際に収益に結びつくコンバージョンかを確認して、質の低いプレースメントを排除するための定期的な見直しが必要です。

2点目は、誤タップを誘発する設計のアプリやウェブサイトがあることです。

広告をクリックしてもらえるように設計されているアプリやウェブサイトでは、意図しない広告の誤タップ(無駄クリック)が起こりがちです。

アプリには大きく2つの種類があり、特に非課金型アプリでは誤タップが起きやすいため、プレースメントの精査が必要です。

【補足:アプリの種類】

  • 課金型アプリ:アイテムなどを購入して収益を上げる
  • 非課金型アプリ:アプリ内に広告を掲載して収益を上げる

まとめ

本記事をまとめると下記のとおりです。

本記事のまとめ
  • レスポンシブディスプレイ広告とは:掲載面に合わせてサイズやレイアウトを自動調整するディスプレイ広告の主要フォーマット。
  • 導入のメリット:クリック率(CTR)が高くなる傾向があり、ディスプレイ広告を始めるなら優先的に検討したい手法。
  • 仕組み:設定した複数のアセット(見出し/説明文/画像/動画/ロゴなど)の組み合わせから、最適なレイアウトが自動生成される。
  • 運用ポイント:自動化に頼り切らず、独自性のあるアセットの追加・リンク先のABテスト・プレースメントの精査を継続することが成果の鍵。

レスポンシブディスプレイ広告は、アセットの組み合わせや配信面ごとのサイズ調整を自動化してくれるため、運用工数を大幅に削減できます。

本記事でご紹介した仕様や設定・運用のポイントを参考に、定期的な見直しによる成果改善も忘れずに、成果改善に取り組んでみてください。

というわけで今回は以上となります。

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この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
2011年トランス・コスモスを経て、2015年に創業。これまで累計40億円以上の広告運用を手がけた知見をもとに、今日から使える運用ノウハウをお届けします。

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