リスティング広告が出ない!出てこない!と困っていませんか?

今回はリスティング広告を配信したものの検索やリマーケティング広告が表示されない場合の方を対象に解説をしたいと思います。

リスティング広告は「広告が配信しているつもりが掲載されていない」ことがあります。キャンペーンなど各階層ごとに設定する項目が多いので、もしかすると設定ミスをしてしまっているかもしれません。広告が出ないときに確認すべきポイントを17項目まとめたのでチェックしてください。

▼更新履歴
2018.9.21 – 『1. キーワードが設定されていない』を追加しました。
2018.9.21 – 『2. ステータスが一時停止になっている』を追加しました。
2018.9.21 – 『4. アカウントの残高が不足している』を追加しました。
2018.9.21 – 『5. 予算による制限がかかっている』を追加しました。
2018.9.21 – 『7. 品質スコア(品質インデックス)が低い』を追加しました。
2018.9.21 – 『8. 入札単価が低い』を追加しました。
2018.9.21 – 『9. 配信地域が正しく設定できていない』を追加しました。
2018.9.21 – 『10. 配信時間が正しく設定できていない』を追加しました。
2018.9.21 – 『11. 年齢層・性別が正しく設定できていない』を追加しました。
2018.9.21 – 『12. サスペンド状態になっている』を更新しました。
2018.9.21 – 『15. デバイス配信比率が正しく設定できていない』を追加しました。
2018.9.21 – 『16. 広告のローテーションが設定されている』を更新しました。

※Google AdWordsは2018年7月24日からGoogle広告に名称変更されました。

1. キーワードが設定されていない

まず初歩的な内容ですが、リスティング広告はキーワードを軸に広告を配信するので、設定されていないキーワードで検索をかけても広告は表示されません。

例えば「美容院 表参道」というキーワードを設定しているにもかかわらず「美容院 渋谷」というキーワードで検索をかけていないか確認してください。
※マッチタイプという要素がありますが、一旦無視して説明します。

【対策】
・キーワードの設定を見直す

2. ステータスが一時停止になっている

Google広告のステータスの画面

ステータスが一時停止になっている場合、広告の配信は止まってしまいます。

広告自体は有効でもキャンペーンなどの別の階層が一時停止の場合、広告は配信されません。キャンペーン・広告グループ・キーワード・広告のすべての階層を有効にする必要があります。

【対策】
・すべての階層のステータスを有効にする

3. 配信終了日が過去の日にちになっている

開始日とは広告の配信日で、終了日とは広告の配信終了日のことです。例えば、終了日が過去の日にちの場合、広告を配信することはできません。しばらく配信を停止していたキャンペーンを使用する際に多く見られるミスです。

▼Google広告の管理画面
Google広告の開始日と終了日の画面

▼Yahoo!の管理画面
Yahoo!のスケジュール設定の画面

配信開始日が未来の日にちになっている場合も同様に広告は配信されませんのでご注意ください。

【対策】
・スケジュール設定を変更する

4. アカウントの残高が不足している

Google広告、Yahoo!は基本的に前金になるので、予算から広告が配信される仕組みになっています。この予算が入金されていない、もしくは残高が足りない場合には広告配信が止まってしまいます。

■Google広告の場合
管理画面上部のツールから[請求とお支払い]に入るとアカウントに入金されている残高を確認することができます。
Google広告のツールの画面

■Yahoo!の場合
管理画面のアカウント残高で残高を確認することができます。
Yahoo!のアカウント残高の画面

【対策】
・アカウントへ入金する
・アカウント残高を確認する

5. 予算による制限がかかっている

Google広告の予算による制限がかかっている画面

キャンペーンのステータスに「予算による制限」と表示されている場合、1日あたりのキャンペーン予算が足りず広告が表示されていない可能性があります。夕方に予算を使い切ってしまい、夜にはまったく広告が表示されないなど機会損失がないか注意する必要があります。

【対策】
・キャンペーンの予算を上げる
・クリック単価を下げる

6. 広告が不承認になっている

Google広告やYahoo!は広告を入稿した後、媒体側で審査がおこなわれます。Googleは1営業日、Yahoo!は3営業日前後の時間がかかる場合もあります。広告の審査承認を経て広告が掲載されるフローになりますが、不承認になってしまった場合は広告は掲載されません。

■Google広告の場合
審査状況は、広告にフィルタをかけることで確認できます。[属性] > [ポリシーの承認状況]から、審査中と不承認でそれぞれフィルタをかけ、対象の広告がないか確認します。フィルタは保存することができますので、あらかじめフィルタを保存しておくことで入稿するたびに簡単にチェックができます。
Google広告の属性を選択する画面
Google広告のポリシーの承認状況を選択する画面

■Yahoo!の場合
管理画面から[審査状況]で確認することができます。
Yahoo!の審査状況を選択する画面

対象の期間を選択して[送信日で絞り込み]および[審査完了日で絞り込み]のどちらもチェックした方が抜け漏れがなくチェックすることができます。
Yahoo!の審査結果画面

【対策】
・審査が不承認になっている広告を修正する
・広告のレギュレーションを確認する

7. 品質スコア(品質インデックス)が低い

Google広告の品質スコアを確認する画面

品質スコアとは、Google広告のキーワードに対する1~10段階評価のことです。Yahoo!の場合は品質インデックスという評価が存在しており、どちらも同じ評価機能です。

品質スコアが原因で広告が表示されていない場合、キーワード階層の[ステータス][品質スコア]から確認ができます。品質スコアが2以下だと広告は表示されないことが多いので品質スコアを改善する必要があります。

【対策】
・品質スコアを改善する

8. 入札単価が低い

Google広告のステータスを確認する画面

キーワードの入札単価が低すぎると広告の掲載順位が下がり、1ページ目には掲載されないことがあります。

ステータスに「入札単価(1ページ目)を下回る」といった表示が出ている場合には、入札単価が低すぎることが原因で広告が表示されていません。

【対策】
・入札単価を上げる
・クリック単価の低いキーワードを追加する

9. 配信地域が正しく設定できていない

Google広告の配信地域の画面

配信地域が設定されている場合、他の地域では広告が表示されません。

インターネット広告はIPアドレスをもとにターゲティングされているため、IPアドレスの位置情報によっては配信外の地域にいると認識されてしまい、広告が出ないことがあります。東京にいて手元のスマホで検索しているのに東京に配信したい広告が出ていない、ということが起こります。

この場合は管理画面からプレビューツールを使用することで確認することができます。

▼Google広告の管理画面
Google広告の広告とプレビューの画面

▼Yahoo!の管理画面
Yahoo!の広告プレビューツールの画面

【対策】
・広告プレビューと診断ツールを使用する
・配信地域の設定を見直す

10. 配信時間が正しく設定できていない

配信時間が設定されている場合、時間外には広告が配信されません。

配信時間が選択されていない、もしくは、入札単価調整が-100%になっている場合、その時間には広告は配信されないので注意しましょう。

■Google広告の場合
Google広告では[広告のスケジュール]から確認することができます。
Google広告の時間帯の画面

■Yahoo!の場合
[キャンペーンの設定情報] > [ターゲティング設定]から時間設定が確認できます。
Yahoo!の時間帯の画面

【対策】
・時間帯設定を見直す

11. 年齢層・性別が正しく設定できていない

年齢層や性別といったターゲットが設定している場合、それ以外のユーザーへは広告が配信されません。

■Google広告の場合
[ユーザー属性]から、配信したい属性がすべて有効になっているか確認する必要があります。一時停止になっている、もしくは設定をしていないと表示しない仕組みになっています。特定の年齢や性別が除外設定で除外されている場合も同様に、検索をかけても広告は表示されないので注意が必要です。
Google広告のユーザー属性の画面

管理画面の[ユーザー属性] > [詳細] > [除外設定]からターゲティングの除外があるかどうかを確認できます。例えば、下記のキャプチャの場合「女性」「18歳~34歳までのユーザー」「65歳以上のユーザー」は配信されていない状態です。
Google広告のユーザー属性の除外設定の画面

【対策】
・属性の設定を見直す
・プライベートブラウザで確認する
・ブラウザの閲覧履歴データ(キャッシュ)を消去する

12. サスペンド状態になっている

※現在(2018年9月時点)サスペンド状態の解除依頼はできなくなりました。

サスペンド状態とは、キーワードの検索ボリュームが少ないことが原因で、広告を表示できない状態のことをいいます。

【対策】
・検索されやすいキーワードを設定する

ロングテールキーワードや3語のかけあわせなどでよく発生します。この場合は、キーワードの再考が望ましいですが、どうしてもそのキーワードで掲載させたい場合はマンパワーで検索をかけ強引に解除もしくは媒体社にサスペンド解除を依頼するといった対策方法があります。後者に関しては、媒体の担当営業が付いているアカウントのみといった条件があるため、現実的はマンパワーになると思います。

13. 柔軟なリーチが正しく設定できていない

Google広告の広告グループ階層に柔軟なリーチという設定があります。柔軟なリーチの設定が間違っていると広告が配信されなくなることがあります。

柔軟なリーチはややこしいので下記のキャプチャとおりの設定になっていればOKです。

▼検索キャンペーンの場合
アドワーズエディターの検索キャンペーンの柔軟なリーチを確認する画面

検索の柔軟なリーチの設定
プレースメント:ターゲティング
トピック:ターゲティング
ユーザーリスト:モニタリング
性別:モニタリング
年齢:モニタリング
子供の有無:モニタリング
世帯収入:モニタリング

▼リマーケティングキャンペーンの場合
アドワーズエディターのリマーケティングキャンペーンの柔軟なリーチを確認する画面

リマーケティングの柔軟なリーチの設定
すべて:ターゲティング

ちなみに[ターゲティング]はターゲットを絞って配信をする機能、[モニタリング]は特定のターゲットに対して入札単価を調整する機能です。
※アドワーズエディターはGoogle広告の管理画面よりアップデートの頻度が少ないため機能面が必ずしも一致はしていません。ターゲット設定に関してはエディターからではなく管理画面から変更を加えるようにしてください。

【対策】
・柔軟なリーチの設定を見直す(キャプチャのとおりになっているか)

14. 除外キーワードが設定されている

除外キーワードとは、特定のキーワードの広告配信をおこなわないようにするキーワード設定のことです。

既に設定されているキーワードと同じキーワードを除外した場合「キーワードの矛盾」という状態になります。
Google広告のキーワードの矛盾を確認する画面

キーワードの矛盾が生じている場合、Google広告ではアラートが表示されます。ただしYahoo!ではこのようなアラート表示がないため、キーワードを入稿する前に重複がないか確認するなど注意する必要があります。

【対策】
・配信したいキーワードに関連する除外キーワードを削除する
※除外キーワードのマッチタイプにも注意する

15. デバイス配信比率が正しく設定できていない

デバイス配信比率とは、デバイス別に入札の強弱を比率で決める設定のことです。デバイス配信比率で[-100]を設定すると、設定したデバイスには広告が配信されません。

例えば、下記のキャプチャの場合は、パソコンとモバイルには配信できていますが、タブレットには配信されていない状態です。
Google広告のデバイス配信比率を確認する画面

【対策】
・広告配信したいデバイスのデバイス配信比率を[-90]~[900]に設定する
※よくわからない場合は[0]もしくは空欄にする

16. 広告のローテーションが設定されている

Google広告の広告のローテーションの画面

広告のローテーションとは、ABテストの際に、どのような広告のローテーションで配信をするかを決める設定のことです。

※現在、サポートされているローテーションは[最適化:掲載結果が最も良好な広告が優先的に表示されます][最適化しない:広告を無制限にローテーションして表示します]の2種類です。[クリック率重視]や[コンバージョン重視]の設定になっていると、自動的に最適化されるため、均等に配信されません。そのため、一部の広告の表示回数が極端に低くなる可能性があります。

Googleが推奨しているローテーション設定は[最適化]です。デフォルトではこれを選択しているため成果の悪い広告が表示されにくくなっているのが原因かと思います。

【対策】
・均等に表示したい場合は『最適化しない』を選択する
※ただし、成果を重視する場合は『最適化』の設定が推奨されている

17. リマーケティングリストのサイズが小さい

Googleリマーケティングは、過去30日間に100人以上のアクティブユーザーがいなければ配信できません。アクセスが少ないサイトの場合はそもそもリマーケティング広告を配信することが難しいことがあります。

Googleリマーケティングを実施したい場合は、リスティング広告で集客してからリマーケティングを実施するなど段階的に配信をする必要があります。

【対策】
・サイトへのアクセス数を増やす
・ルールの設定を確認する
・リマーケティングタグの設置を確認する(すべてのページに設置する)

まとめ

リスティング広告は設定項目が多く、どのように設定すれば良いかわからないところもあったりするのでエラーは多いものです。

もし広告が出ない場合は上記17項目をすべてチェックしていただければ広告は表示されると思います。チェックシートとしてもご活用ください。