このエントリーをはてなブックマークに追加

ターゲット地域とは?最適な設定でリスティング広告の成果が変わる

ターゲット地域とは?最適な設定でリスティング広告の成果が変わる
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「地域ターゲティングについて知りたい」
「地域ターゲティングの使い方がわからない」
「地域の効果的な設定方法を知りたい」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケターの中釜(@keitanakagama)です。
リスティング広告に携わり9年になりますが、始めたばかりの頃は地域ターゲティングの細かな設定を上手く使いこなすのに苦戦していたのを覚えています。

中釜社長
中釜社長
今回はターゲット地域の設定で可能なことや効果的な使い方について徹底解説します

ターゲット地域を効果的に使うために知っておくべきすべてについて徹底解説しています。

ピンポイントで知りたい方のために目次を記載していますので、見たい項目をクリックすると便利です。

【目次】

  1. 地域設定は特定のエリアにターゲットとして広告を配信することができる
  2. ユーザーの所在地や関心のある地域を判別して広告を配信
  3. 地域設定ではどこまでのユーザーを含むのかの範囲設定も可能
  4. 除外地域の設定もできる
  5. 地域設定方法はキャンペーン毎、地名だけでなく半径での設定もできる
  6. 地域毎の入札単価の調整でより効果的な広告配信
  7. 地域の設定がきちんとできていないと、予想外の地域にも広告を配信している可能性がある
  8. ユーザーの地域情報は管理画面のレポートから確認する
  9. 自分の位置情報は検索結果画面の下部に表示されている
  10. その他の地域に基づいた設定機能

それでは解説していきます。

地域設定は特定のエリアにターゲットとして広告を配信することができる

地域の設定では、ユーザーのいる場所やユーザーが興味・関心のある場所をターゲットにして広告を配信できます。

例えば、東京都にあるダイビングショップで以下のように設定した場合です。

配信地域:東京都(ユーザーが居る、もしくは興味・関心のある場合)
キーワード:ダイビングショップ

次のユーザーに対して広告が表示されます。

  • 東京都でダイビングショップと検索したユーザー
  • 東京 ダイビングショップと地名を入れて検索したユーザー

また、反対に、一定の地域での広告配信を停止することも可能です。

ユーザーの所在地や関心のある地域を判別して広告を配信

リスティング広告では、ユーザーの地域は以下2つに分類されます。

  • ユーザーの所在地、または頻繁に訪れている地域
  • ユーザーが関心を示している地域

これらは、以下のさまざまな情報から判別されています。

ユーザーの所在地、または頻繁に訪れている地域

  • IP アドレス
  • デバイスの位置情報
  • GPS、Wi-Fi、Bluetooth、Google のセル ID(基地局)による位置情報データベース

ユーザーが関心を示している地域

  • 地域を特定できる検索語句。
  • 関心を示している地域を特定できる過去の検索履歴。
  • ユーザーの過去の所在地。
  • 広告が表示されているウェブサイトの内容。
  • マップで検索している地域。
  • 検索結果に特定の地域を設定している場合。

地域設定ではどこまでのユーザーを含むのかの範囲設定も可能

リスティング広告では、「ターゲット地域に居るユーザーのみ」なのか、「関心を示しているユーザーも含む」のかなど、どこまでのユーザーを含むのかの範囲設定も可能です。

設定は3パターンあります。

パターン①:ターゲット地域にいるユーザーと、ターゲット地域に関心を示しているユーザー(デフォルト)

デフォルトで設定されている「ターゲット地域にいるユーザーと、ターゲット地域に関心を示しているユーザー」では、最も広い範囲のユーザーに広告が配信されます。

以下のユーザーを対象とします。

  • ターゲット地域にいる可能性が高いユーザー
  • ターゲット地域を頻繁に訪れているユーザー
  • ターゲット地域に関心を示しているユーザー

例①

例えば、東京にあるお寿司屋さんの場合でこの設定をおこなうと、以下のように広告が配信されます。

  • 大阪で寿司 おすすめ→表示されない
  • 東京で寿司 おすすめ→表示される
  • 大阪で寿司 おすすめ 東京→表示される
  • 東京で海鮮 おすすめ→表示される

  

パターン②:ターゲット地域にいるユーザー、またはターゲット地域を定期的に訪れているユーザー

この設定では、以下のユーザーを対象に広告を配信しています。

  • ターゲット地域にいる可能性が高いユーザー
  • ターゲット地域を頻繁に訪れているユーザー

ターゲット地域に関する情報を検索したものの、検索時の所在地や頻繁に訪れる場所がターゲット地域ではないユーザーは、広告の表示対象にはなりません。

例②

例えば、東京にあるお寿司屋さんの場合でこの設定をおこなうと、以下のように広告が配信されます。

  • 大阪で寿司 おすすめ→表示されない
  • 東京で寿司 おすすめ→表示される
  • 大阪で寿司 おすすめ 東京→表示されない
  • 東京で海鮮 おすすめ→表示される

地域密着の店舗型のサービスなどの場合は、サービス対象地域にユーザーが居ないと成り立たないビジネスなのでおすすめです。

パターン③:ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザー

この設定では、以下のユーザーに広告を配信します。

  • ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザー

検索に特定の地域が使用されていない場合は、ユーザーの所在地に基づいて広告が表示されます。

例③

例えば、東京にあるお寿司屋さんの場合でこの設定をおこなうと、以下のように広告が配信されます。

  • 大阪で寿司 おすすめ→表示されない
  • 東京で寿司 おすすめ→表示される
  • 大阪で寿司 おすすめ 東京→表示される
  • 東京で海鮮 おすすめ→表示されるときもある

数か月先に予定している旅行先でのホテル予約をしたユーザーに対して、観光ツアーの広告などで活用できます。

除外地域の設定もできる

地域の設定では、配信地域の設定だけでなく、配信を避ける除外地域の設定も可能です。

設定は2パターンあります。

パターン①:除外地域にいるユーザー

除外している地域にいる可能性が高いユーザーに広告が表示されなくなります。

例えば、東京にあるお寿司屋さんで「大阪」を除外地域として設定した場合、以下のように広告が配信されます。

  • 大阪で寿司 おすすめ→表示されない
  • 東京で寿司 おすすめ 大阪→表示される
  • 大阪で寿司 おすすめ 東京→表示されない
  • 東京で寿司 おすすめ 東京→表示される

パターン②:除外地域にいるユーザー、または除外地域に関心を示しているユーザー

除外地域にいる可能性が高いユーザー、または除外地域に関心を示しているユーザーに対して広告が表示されなくなります。

例えば、東京にあるお寿司屋さんで「大阪」を除外地域として設定した場合、以下のように広告が配信されます。

  • 大阪で寿司 おすすめ→表示されない
  • 東京で寿司 おすすめ 大阪→表示されない
  • 大阪で寿司 おすすめ 東京→表示されない
  • 東京で寿司 おすすめ 東京→表示される

地域設定方法はキャンペーン毎、地名だけでなく半径での設定もできる

地域ターゲティングの設定は、キャンペーン毎に設定が可能です。

設定方法は以下です。

  • 地名による設定
  • 半径による設定(Googleのみ)

除外地域の設定は、どちらも「地名による設定」のみです。

地名による設定(Google)

地域名を指定して、ターゲット地域に設定します。

指定出来る範囲は、都道府県・一部の市町村郡です。
(市町村群については指定できない地域もあるので注意が必要です。)

設定手順

[地域]をクリックし、設定したいキャンペーンを選択する。
②ターゲットに設定したい地域を入力する。
一括で設定したい場合は、[場所を一括で追加]にチェックし、複数入力する。

例えば、新宿であれば「新宿」と入力し、該当地域を選択します。

地名による設定(Google)

地名による設定(Yahoo)

地域名を指定して、ターゲット地域に設定します。

指定出来る範囲は、都道府県・一部の市町村郡です。
Google広告とは少し異なります。

設定手順

①変更するキャンペーンを選択し、「ターゲティング」タブの[地域]を選択する。
[地域を編集]をクリックする。
③設定したい地域名を入力し、[配信]を選択する。
「除外」をクリックすると除外地域として設定されてしますので注意が必要。

例えば、新宿であれば「新宿」と入力し、該当地域を選択します。
地名による設定(Yahoo)

半径による設定(Google)

中心地点と半径距離を指定することで、その中心地点から指定した距離内にいるユーザーだけに広告の配信が可能です。

設定手順

[地域]をクリックし、設定したいキャンペーンを選択する。
[範囲]にチェックを入れて、ターゲットに設定したい中心地点と半径距離を入力する。

例えば、東京駅であれば、「東京駅」と検索し「半径 20 km」と指定することで、「東京都千代田区丸の内1丁目9 東京駅から半径 20 km 圏内」と設定できます。

半径による設定(Google)

指定する方法としては、以下の4パターンがあり、いづれも「km」か「マイル」で設定できます。

  • 地名から半径指定
  • 住所や郵便番号から半径指定
  • 施設名から半径指定(有名なもののみ可)
  • ピンを立てて半径指定

除外地域の設定(Google)

除外地域は「地名による設定」のみ可能です。

設定手順

[地域]をクリックし、設定したいキャンペーンを選択する。
[含まれない]をクリックし、除外したい地域名を入力する。

除外地域の設定(Google)

除外地域の設定(Yahoo)

「地名による設定」のみ可能です。

設定手順

①変更するキャンペーンを選択し、「ターゲティング」タブの[地域]を選択する。
[地域を編集]をクリックする。
③設定したい地域名を入力し、[除外]を選択する。

除外地域の設定(Yahoo)

地域毎の入札単価の調整でより効果的な広告配信

Google広告でもYahoo!広告でも、地域ごとに入札単価を調整することが可能です。

入札を高めにし配信強化

  • ターゲット地域に近い地域
  • 成果の良い地域

入札を弱めにし配信弱化

  • ターゲット地域より離れた地域
  • 成果の悪い地域

例えば、銀座にあるウエディングドレス店の場合、以下の設定ができます。

メインターゲット:都内の中心部に住んでいる人→配信強化
サブターゲット:都内中心外や東京付近の埼玉・千葉に住んでいる人→配信弱化

入札単価の調整方法はGoogle・Yahooともに、設定した地域名の横にある入札単価で設定できます。

地域の設定がきちんとできていないと、予想外の地域にも広告を配信している可能性がある

「ユーザーはどこから検索・流入しているんだろう?」
と調べたときに、予想外の地域が表示されていたことはありませんか?

地域ターゲティングの設定がきちんとできていないと、想定外の地域にも広告を配信している可能性があります。

サービスを提供していない地域から広告がクリックされると、次のことが発生するため、注意が必要です。

  • 無駄な費用の発生。
  • 品質スコアの低下。

予想外の地域からの流入によくある原因

予想外の地域に広告が表示されている場合に、よく原因としてあるケースが、「どこまでのユーザーを範囲として含むのか」の範囲設定ができていないことです。

「ターゲット地域にいるユーザーと、ターゲット地域に関心を示しているユーザー」の設定の場合、海外でもそのエリア名が検索語句に含まれると広告が表示されます。

例えば、アメリカで東京 レストランと検索しても広告が表示される。

設定は管理画面の以下の方法で確認できます。

確認方法

①該当するキャンペーンを選んで[設定] > [地域]をクリック。
[地域の設定] をクリックし、対象にしたい「目標」を選択する。

予想外の地域からの流入

ユーザーの地域情報は管理画面のレポートから確認する

ユーザーがどの地域から流入しているのかは、管理画面の地域レポートで確認できます。

地域レポートでデータを確認し、地域ごとに入札単価を調整することでより効果的に広告を配信できます。

確認方法

[地域] > [地域別レポート]をクリックし、レポートの種類を選択する。

地域レポート

レポートの種類は3種類あります。

  • 地域別レポート:ユーザーの所在地か、ユーザーが興味・関心を示した地域が表示される。
  • ユーザーの所在地レポート:ユーザーの所在地が表示される。
  • 店舗別レポート:店舗型用。

自分の位置情報は検索結果画面の下部に表示されている

「自分の所在地ってどこになっているんだろう?」と思った場合、自分の位置情報は簡単に確認できます。

Googleの場合、検索結果画面の下に表示されています。

設定で表示を停止することもできますが、停止してもIPアドレスや最近検索した場所で地域情報は取得されます。

その他の地域に基づいた設定機能

地域ターゲティングの設定以外にも、店舗型や地域密着型のケースで使える機能は他にもあります。

①広告カスタマイザ

広告カスタマイザを使って事前に検索したユーザーの内容に基づいて広告文を設定することで、よりユーザーのニーズに合った広告を配信できます。

キーワード、地域、時間帯、デバイスなどに基づいて様々な広告文が表示できます。

例えば以下のように、検索キーワード毎に表示する広告を変更できます。

(全国各地にある結婚式場の場合)
東京 結婚式場:「東京で挙げる素敵な結婚式」の広告文
沖縄 結婚式場:「沖縄で挙げる素敵な結婚式」の広告文

②住所表示オプション

住所表示オプションは、その名の通り広告に住所を表示します。

この機能を使って、広告をクリックする前に店舗の場所を知らせて来店を促すことができます。

まとめ

本記事で解説した「リスティング広告の地域ターゲティング設定」について要点をまとめます。

【まとめ】

  1. 地域設定は特定のエリアにターゲットとして広告を配信することができる
  2. ユーザーの所在地や関心のある地域を判別して広告を配信
  3. 地域設定ではどこまでのユーザーを含むのかの範囲設定も可能
  4. 除外地域の設定もできる
  5. 地域設定方法はキャンペーン毎、地名だけでなく半径での設定もできる
  6. 地域毎の入札単価の調整でより効果的な広告配信
  7. 地域の設定がきちんとできていないと、予想外の地域にも広告を配信している可能性がある
  8. ユーザーの地域情報は管理画面のレポートから確認する
  9. 自分の位置情報は検索結果画面の下部に表示されている
  10. その他の地域に基づいた設定機能

地域設定も、入札単価を調整できたりと奥が深いです。

これらの設定を上手く活用すれば、より効果的な広告配信ができ、リスティング広告全体の成果も上がります。

最新の情報をお届けしています。
記事のいいね&ぜひシェアをお願いします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
インハウス支援インハウス支援
ユニアドWANTEDLYユニアドWANTEDLY
中釜 啓太

この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後広告代理店でWebマーケティングを学び、2015年株式会社ユニアドを創業。
リスティング広告をもっと知りたい方に、役立つ情報をお届けします。