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【初心者向け】Google広告の時間帯設定と効果的な運用方法

【初心者向け】Google広告の時間帯設定と効果的な運用方法
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※このページは2020年3月14日に更新されました。

「Google広告の時間帯設定のやり方を調べている」
「リスティング広告は時間帯を絞って配信したほうがよいのでは?」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケター兼ユーチューバーの中釜(@keitanakagama)です。
私はリスティング広告運用歴9年で、運用型広告をメインに取り扱っています。

中釜 啓太
中釜 啓太
今回はGoogle広告の時間帯設定について解説しています

時間帯設定の設定方法だけでなく、運用事例を交えながら効果的に運用するにはどうすればよいかについても解説しています。

ピンポイントで知りたい方のために目次を記載していますので、見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

ユニアドチャンネルユニアドチャンネル

Google広告の時間帯設定の方法

Google広告では、以下の方法で広告の時間帯(スケジュール)を設定します。

1. 管理画面の[広告のスケジュール]をクリック。
2. [広告のスケジュールを編集]または[鉛筆マーク]をクリック。
Google広告のスケジュール画面

3. キャンペーンを選択し、編集画面で曜日と時間を設定して[保存]をクリック。
Google広告のスケジュール編集画面

※Google広告では1日に設定できるスケジュールは6個までです。
1日に設定できるスケジュールは6個まで

補足:Yahoo!広告の時間帯設定の方法

Yahoo!広告では、以下の方法で広告の時間帯(スケジュール)を設定します。

1. 管理画面の[検索広告]をクリック。
2. [キャンペーン管理]をクリック。
3. [ターゲティング]をクリック。
4. [曜日・時間帯]をクリック。
5. [+曜日・時間帯を編集]をクリック。
Yahoo!広告のスケジュール画面

6. キャンペーンを選択し、編集画面で曜日と時間を設定して[適用]をクリック。

Google広告の時間帯別の入札単価調整方法

Google広告では、以下の方法で入札単価を調整します。

1. 管理画面の[広告のスケジュール]をクリック。
2. 設定した配信時間の[入札単価調整比][-]をクリック。
Google広告の入札単価調整

入札調整比の割合を引き上げると入札が強化され、引き下げると入札が抑制されます。

補足:Yahoo!広告の入札単価調整方法

Yahoo!広告では、以下の方法で入札単価を調整します。

1. 管理画面の[ターゲティング]をクリック。
2. [曜日・時間帯]をクリック。
3. [入札価格調整率][+0]をクリック。
Yahoo!広告の入札単価調整

時間帯設定による成功事例

弊社の運用事例を交えながら、時間帯設定をしたことにより効果が上がった事例から解説します。

成功①:営業時間のみ掲載する(電話を重視する)

メール問い合わせより、電話問い合わせを重視する場合に多いのが、営業時間中のみの広告配信です。

営業時間外の電話問い合わせに対応できない場合は配信しないほうがよいです。

運用事例①

下記は弊社の運用事例です。8:00~22:00まで電話受付をしている不用品回収サービスの広告主様の時間帯の事例となります。

▼(表1)営業時間のみ事例
時間帯 クリック数 コンバージョン数 コンバージョン率
0時 0 0 0.00%
1時 0 0 0.00%
2時 0 0 0.00%
3時 0 0 0.00%
4時 0 0 0.00%
5時 0 0 0.00%
6時 0 0 0.00%
7時 0 0 0.00%
8時 245 6 2.45%
9時 291 7 2.41%
10時 258 6 2.33%
11時 321 3 0.93%
12時 379 11 2.90%
13時 315 12 3.81%
14時 333 7 2.10%
15時 317 10 3.15%
16時 319 8 2.51%
17時 289 8 2.77%
18時 265 8 3.02%
19時 221 7 3.17%
20時 232 4 1.72%
21時 229 4 1.75%
22時 0 0 0.00%
23時 0 0 0.00%

実際の営業時間にあわせて配信をおこなうことで無駄クリックを防止するだけでなく「せっかく電話したのに電話がつながらない」というマイナスイメージを防ぐことができます。

成功②:タイムセールをおこなっている

特定の時間にアクセス数を急増させたい場合に実施します。
タイムセールなどのコンバージョン率に変化がある施策をおこなうときは広告側で連動させると効果的です。

運用事例②

下記は弊社の運用事例です。18:00~23:59まで一部商品のタイムセールを実施しているECサイトの時間帯別のデータです。

▼(表2)タイムセール事例、Before
時間帯 クリック数 コンバージョン数 コンバージョン率
0時 885 16 1.81%
1時 742 6 0.81%
2時 701 5 0.71%
3時 552 9 1.63%
4時 458 8 1.75%
5時 449 6 1.34%
6時 510 3 0.59%
7時 542 5 0.92%
8時 754 4 0.53%
9時 799 6 0.75%
10時 811 11 1.36%
11時 742 8 1.08%
12時 864 10 1.16%
13時 821 14 1.71%
14時 756 10 1.32%
15時 742 5 0.67%
16時 744 11 1.48%
17時 786 9 1.15%
18時 825 16 1.94%
19時 952 17 1.79%
20時 841 19 2.26%
21時 803 22 2.74%
22時 788 20 2.54%
23時 765 18 2.35%
▼(表3)タイムセール事例、After
時間帯 クリック数 コンバージョン数 コンバージョン率
0時 446 7 1.57%
1時 355 7 1.97%
2時 301 5 1.66%
3時 290 4 1.38%
4時 244 5 2.05%
5時 220 3 1.36%
6時 252 3 1.19%
7時 304 3 0.99%
8時 370 4 1.08%
9時 407 7 1.72%
10時 553 7 1.27%
11時 443 7 1.58%
12時 567 9 1.59%
13時 501 8 1.60%
14時 553 8 1.45%
15時 555 8 1.44%
16時 510 8 1.57%
17時 601 9 1.50%
18時 1,628 37 2.27%
19時 1,667 42 2.52%
20時 1,785 38 2.13%
21時 1,814 50 2.76%
22時 1,786 40 2.24%
23時 1,745 43 2.46%

タイムセールのタイミングに入札を強化する施策を実施した結果、セール該当時間の平均コンバージョン率が1.46%→2.02%まで伸長しました。

成功③:6ヶ月以上のサンプルが蓄積されている

あくまで十分なサンプルが集まった場合は、分析した上で時間帯別の調整をおこなうことは有効です。

運用事例③

下記は弊社の運用事例です。会員登録者を増やすプロモーションをおこなった結果、21:00~7:00では費用対効果が悪いことが判明しました。

▼(表4)特定時間帯のCPAの高騰
時間帯 クリック数 コンバージョン数 コンバージョン単価
0時 4,300 54 4,855
1時 2,894 33 4,739
2時 2,022 23 3,238
3時 1,615 18 3,263
4時 1,325 14 3,446
5時 1,523 11 5,073
6時 2,206 16 5,126
7時 2,611 29 3,413
8時 2,481 33 2,858
9時 3,986 70 2,324
10時 5,048 93 2,209
11時 5,764 104 2,278
12時 6,344 108 2,924
13時 5,322 89 2,464
14時 5,798 102 2,314
15時 5,268 89 2,448
16時 5,167 87 2,477
17時 5,589 98 2,492
18時 6,658 114 2,486
19時 8,319 137 2,543
20時 8,623 123 2,851
21時 9,925 72 4,828
22時 7,773 65 4,381
23時 6,298 44 5,608

たくさんクリックされる一方でコンバージョンには結びついていないことが分かり、21:00~7:00の入札を抑制することにしました。

今回のように十分なサンプル量がある場合は、検証することでCPAを改善できます。

時間帯設定による失敗事例

次に失敗事例について解説します。

失敗①:ラストクリックについての認識不足

Google広告のコンバージョン計測は何も変更を加えず初期設定の状態だと「ラストクリック(=一番最後のクリック)」で計測されます。

ラストクリック計測の説明

「あるユーザーが平日の朝に広告をクリックし、購入せずにそのまま離脱した。そして休日のお昼に再度検索して広告の商品を購入した」
コンバージョンが計測されるのは休日のお昼のクリックだけ

つまり、平日の朝のクリックは商品を知るきっかけになったものの、コンバージョンが計測されないので、1クリック0コンバージョン(=評価されないクリック)になってしまいます。

「平日の午前中はコンバージョンがとれていないから配信を止めよう」と間違った判断をしてしまうと、平日の朝に広告が配信されなくなります。

媒体のコンバージョン計測については理解しておく必要があります。

失敗②:分析のサンプルが少ない

時間帯でデータを分解すると、1時間あたりのクリックおよびコンバージョンのサンプルが少なくなります。

サンプルが少ないと時間帯による良し悪しを判断することが困難です。特に少額予算の方は時間帯のチューニングを1~2ヶ月目で早計に判断しないのをおすすめします。

運用事例④

下記は弊社の運用事例です。月額20万円の広告主様の場合、時間帯ごとにデータを分割すると1時間あたりのクリック数は多くて100件程度と少ないです。

▼(表5)時間帯別データ
時間帯 クリック数 コンバージョン数 コンバージョン率
0時 83 2 2.41%
1時 32 0 0.00%
2時 15 0 0.00%
3時 12 0 0.00%
4時 18 1 5.56%
5時 21 0 0.00%
6時 22 0 0.00%
7時 24 0 0.00%
8時 32 0 0.00%
9時 36 0 0.00%
10時 32 0 0.00%
11時 40 1 2.50%
12時 63 0 0.00%
13時 57 1 1.75%
14時 59 0 0.00%
15時 53 0 0.00%
16時 47 1 2.13%
17時 49 0 0.00%
18時 67 1 1.49%
19時 78 1 1.28%
20時 76 0 0.00%
21時 89 1 1.12%
22時 98 3 3.06%
23時 106 2 1.89%
考察
  • 4時台:コンバージョン率が5.56%と最も高い。そもそもクリック数が18回と少ないので判断できない。
  • 20時台:コンバージョン数が0件のため、コンバージョン率が0.00%になっている。良し悪しの判断がしづらい。

失敗③:配信時間の設定ミス

「現在は24時間365日配信をおこなっているが、時間帯別レポートを確認すると、土日の0:00~9:00、18:00~0:00の時間帯の効果が悪い。土日に関しては9:00~18:00までの配信に絞りたい」

以下2つのキャプチャで間違った設定と正しい設定をご確認ください。

時間帯設定で間違った設定例

Google広告の管理画面で時間帯設定をしているキャプチャ

この状態だと土日の9:00~18:00の間の配信はおこなわれますが、平日の配信はされなくなってしまいます。

時間帯設定で正しい設定例

Google広告の管理画面で時間帯設定をしているキャプチャ

平日の配信をしたい場合は、必ず設定をしないといけないことにご注意ください。

まとめ:時間帯設定は正しく理解して設定しよう

本記事で解説した「Google広告の時間帯設定と効果的な運用方法」は以下のとおりです。

時間帯設定で入札を安易に設定してしまうと機会損失につながってしまうので運用には注意が必要です。

というわけで今回は以上となります。

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中釜 啓太

この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後広告代理店でWebマーケティングを学び、2015年株式会社ユニアドを創業。
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