今回はGDNのターゲティングとメニューについて解説したいと思います。

インターネット広告のパフォーマンスはターゲティングとクリエイティブに左右されます。特に、GDNターゲティングについては種類がたくさんあり混乱しやすいと思います。YDNと比較しながら解説します。

▼更新履歴
2018.9.27 – 『1. キーワード』を更新しました。
2018.9.25 – 『2. インタレスト』を更新しました。
(参照:【YDN】広告掲載方式の統合完了および一部商品の提供終了のお知らせ – Yahoo!プロモーション広告
2018.9.25 – 『3. リターゲティング』を更新しました。
(参照:サイトリターゲティングとは – Yahoo!プロモーション広告 ヘルプ
2018.9.25 – 『7. 年齢』を更新しました。
(参照:年齢ターゲティング – Yahoo!プロモーション広告 ヘルプ
2018.3.13 – 『1. キーワード』を更新しました。
2018.3.13 – 『4. トピック』を更新しました。

※Google AdWordsは2018年7月24日からGoogle広告に名称変更されました。

ターゲット軸とメニュー比較

YGディスプレイネットワークにおけるターゲットとなる軸を細かく分類すると8つあります。ターゲット軸ごとのそれぞれのメニューは下記のとおりです。

▼メニュー比較表
GDN YDN
キーワード コンテンツターゲティング サーチターゲティング
インタレスト アフィニティカテゴリ
購買意欲の強いユーザー層
インタレストマッチ
インタレストカテゴリー
リターゲティング リマーケティング サイトリターゲティング
トピック トピックターゲティング サイトカテゴリー
プレースメント プレースメントターゲティング プレイスメントターゲティング
性別 男性
女性
不明
男性
女性
不明
年齢 18~24歳
25~34歳
35~44歳
45~54歳
55~64歳
65歳~
不明
12~14歳
13~14歳
15~17歳
18~19歳
20~21歳
22~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
60~69歳
70歳~
不明
子どもの有無 子供あり
子供なし
不明

1. キーワード

キーワードに関連するサイトに広告を表示します。

GDN YDN
キーワード コンテンツターゲティング サーチターゲティング

■ターゲティングの類似性:×(異なる)
キーワード単位でのターゲティングをおこなうため、通常のターゲティング機能よりもより細かくターゲティングをすることができます。

コンテンツターゲティングは、キーワードに関連するサイトに広告を表示しますが、サーチターゲティングは、過去の検索履歴をもとに広告を表示します。サーチターゲティングでは、検索履歴という確かなデータをもとに、ニーズが顕在化したユーザーに広くアプローチできるという強みがあり「ユーザーが特定のキーワードで検索した回数に基づいて配信」や「検索後、何日間経過したユーザーに配信するか」といった設定も可能です。

※DSK(Display Select Keywords)は2016年9月にコンテンツターゲティングに統合されました。もともとGoogle広告の営業担当がついているアカウントのみ利用できるβ版でしたが、既にフルローンチされているのでDSKの設定はできなくなっています。

【GDNでYDNサーチターゲティングのような配信はできるのか?】
GDNでサーチターゲティングができるか調べている人が多かったので追記しますが、GDNではYDNサーチターゲティングのような配信をすることはできません。サーチターゲティングはYDN独自のターゲティング手法であり、GDNとYDNでキーワードが軸となる点では同じですが、ターゲティングは異なります。

2. インタレスト

ユーザーの興味関心にあわせて広告を表示します。

GDN YDN
インタレスト アフィニティカテゴリ
購買意欲の強いユーザー層
インタレストマッチ
インタレストカテゴリー

■ターゲティングの類似性:△(多少あり)
アフィニティカテゴリは、長期的な関心がある大勢の消費者にリーチすることでき、購買意欲の強いユーザー層は、積極的に商品やサービスを比較検討している買い物客にリーチすることができるなど、どちらもユーザーの興味関心にあわせて広告を表示します。一方で、インタレストマッチは、ユーザーの興味関心だけではなく過去の検索履歴をもとに広告を表示します。
※インタレストマッチは2018年5月16日に「ターゲティング」に統合されました。

3. リターゲティング

自社サイトに訪れたことがあるユーザーに広告を表示します。

GDN YDN
リターゲティング リマーケティング サイトリターゲティング

■ターゲティングの類似性:○(あり)
サイトにタグを設置することで、そのタグに接触したユーザーにはCookieが付与されトラッキングすることができます。トラッキングとはユーザーの行動を記録・追跡することです。2018年9月現在、Google広告ではApple社のITP2.0に対応すべくグローバルサイトタグ(gtag.js)やタグマネージャー(GTM)の導入を推奨しています。

アドワーズでは、検索でもリマーケティングすることできる、リマーケティングリストの類似ユーザーをターゲティングできるなどの違いがありますが、ターゲティングの仕組みに関しては同じです。
※記載に誤りがありました。正しくはGoogle広告だけではなくYahoo!スポンサードサーチでもサイトリターゲティングを利用することで、過去にサイトを訪問し、かつ検索したユーザーに対して広告配信することが可能になります。

【リマーケティングとリターゲティングの違いは?】
リマーケティングとリターゲティングの違いを調べている人が多かったので、こちらも解説します。媒体によって呼称が異なるだけで基本的に機能はどちらも同じです。
・リマーケティング:Google広告用
・リターゲティング:Google広告以外のYDNやFacebook広告など

▼あわせて読みたい
リマーケティングの効果が悪いときに確認すべき項目10選

4. トピック

特定のテーマに関するページに広告を表示します。

GDN YDN
トピック トピックターゲティング サイトカテゴリー

■ターゲティングの類似性:○(あり)
GDNでは、現時点(2018年3月※2018年9月時点も再度確認済み)で大きく分けて26のテーマから選択することができます。YDNについては、約50以上のテーマから選択することができるなど、自社のサービスや商材に近しいテーマを選択することで、費用対効果を高めることができます。

▼GDNのトピック一覧
アート、エンターテインメント・インターネット、通信事業・オンラインコミュニティ・ゲーム・コンピュータ、電化製品・ショッピング・スポーツ・ニュース・ビジネス、産業・フード、ドリンク・ペット、動物・科学・金融・健康・仕事、教育・資料・自動車・趣味、レジャー・住居、庭・書籍、文学・人々、社会・世界の国々・美容、フィットネス・不動産・法律、行政・旅行

5. プレースメント

指定したウェブサイトに広告を表示します。

GDN YDN
プレースメント プレースメントターゲティング プレイスメントターゲティング

■ターゲティングの類似性:○(あり)
広告枠を指定することができるため、人気の広告枠は自然とクリック単価が高くなる傾向があります。自社のサービスや商材と親和性が高いサイトに対しては、プレースメントの配信機能で純広告のような戦略をとることができます。実際に運用していき、成果の良い広告枠に配信を寄せていくことやユーザー情報のターゲティングと掛け合わせることでより効果的な配信ができます。

6. 性別

ユーザーの性別をある程度指定して広告を表示します。

GDN YDN
性別 男性
女性
不明
男性
女性
不明

■ターゲティングの類似性:○(あり)
どちらの媒体も性別を「男性」「女性」「不明」から選択することができますが、性別を判定する精度は媒体によって多少異なります。

▼参考:性別における配信割合(表示回数)
性別 GDN YDN
男性 56.1% 71.3%
女性 26.5% 20.7%
不明 17.4% 8.0%

7. 年齢

ユーザーの年齢をある程度指定して広告を表示します。

GDN YDN
年齢 18~24歳
25~34歳
35~44歳
45~54歳
55~64歳
65歳~
不明
12~14歳
13~14歳
15~17歳
18~19歳
20~21歳
22~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
60~69歳
70歳~
不明

■ターゲティングの類似性:△(多少あり)
YDNは10代の年齢層をターゲティングできる、20代の年齢層を細かく設定できるなど、媒体ごとで多少異なります。12~14歳の年齢ターゲティングが13~14歳へと若干の変更が加えられました。

8. 子どもの有無

子どもの有無(家族構成)を指定して広告を表示します。

GDN YDN
子どもの有無 子供あり
子供なし
不明

■ターゲティングの類似性:×(異なる)
子どもの有無をターゲティングできるのは、GDNのみの機能です。

▼参考:子どもの有無における配信割合(表示回数)
子どもの有無 GDN
あり 38.8%
なし 45.5%
不明 15.7%

まとめ

特に「6. 性別」「7. 年齢」「8. 子どもの有無」については、Googleアカウントにログインしていることや過去の閲覧履歴から推測されているので、ターゲティングの精度は高くありません。そのため、不明ユーザーなどを除外してしまうと、パフォーマンスが低下してしまう可能性があります。

ターゲティングについては、例えば「キーワード×プレースメント」のように、個々のターゲティングを掛け合わせる設定ができます。効果の低いカテゴリを見直すことで改善することがあります。ぜひ試してみてください。