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【完全版】リマーケティングとは?基礎や仕組みを分かりやすく解説

【完全版】リマーケティングとは?基礎や仕組みを分かりやすく解説
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※このページは2020年6月23日に更新されました。

「リマーケティングとは?」
「リターゲティング広告の仕組みについて調べている」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケター兼ユーチューバーの中釜(@keitanakagama)です。
リスティング広告に携わり9年になりますが、リマーケティングについての情報を探している方が多かったので記事にしました。

中釜 啓太
中釜 啓太
今回はリマーケティングの基礎知識について解説しています

リターゲティングの仕組みや種類だけではなく、設定手順や間違いやすいポイントについても分かりやすく書いているので、これから始めたい初心者の方にもすぐに実践できる内容になっています。

■アフターコロナ対応
アフターコロナに対応すべく、検索とリマーケティングの予算配分イメージを追加するなど内容をリライトしています。
本記事のポイント
  • リマーケティングとは何か理解する
  • 中小企業で目先の売上を上げるなら、検索とリマーケティングに予算をかける(それ以外はやらなくて大丈夫)
  • 間違いやすいポイントに注意する

ピンポイントで知りたい方のために目次を記載していますので、見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

ユニアドチャンネルユニアドチャンネル

リマーケティングとは

リマーケティングでユーザーが再来訪するまでの流れ

リマーケティングとは、一度自社サイトに訪問したことのあるユーザーに対して、再アプローチを促す広告のことです。

一度サイトを訪れたユーザーは興味を持っている可能性が高く、再アプローチすることで、コンバージョンに繋げやすいので、アフターコロナにおいては「検索」と「リマーケティング」に予算を投下すべきです。

検索とリマーケティングの予算配分イメージ

  • 広告費10万円 → 検索(10万円)のみ
  • 広告費50万円 → 検索(45万円)+リマーケティング(5万円)

補足:「リマーケティング」と「リターゲティング」の違い

どちらも同じ(媒体によって呼称が異なるだけ)
Google広告の場合「リマーケティング」、Yahoo!広告やFacebook広告などGoogle広告以外の場合「リターゲティング」と呼ぶ。

補足:リマーケティングの種類

リマーケティングの種類は複数あります。ただ、その中で知っておいたほうがよいのは、「標準のリマーケティング」と「検索広告向けリマーケティングリスト(RLSA)」の2つです。

  • 標準のリマーケティング:ウェブサイトにアクセスしたことがあるユーザーにテキストやバナー形式で配信する
  • 検索広告向けリマーケティングリスト(RLSA):ウェブサイトにアクセスしたことがあるユーザーが検索しているときに配信する
  • 動的リマーケティング:閲覧した商品に似た広告、よく見られている商品をおすすめできる
  • 動画リマーケティング:自社の動画を視聴したユーザー、自社のYouTubeチャンネルページに訪れたユーザーに対して広告を配信する
  • Googleアナリティクスリマーケティング:Googleアナリティクスの計測データを基にユーザーリストを作成し、そのユーザーに対して広告を配信する

本記事では、「標準のリマーケティング」について解説しています。

リターゲティング広告の仕組み

リターゲティング広告の仕組み

リターゲティング広告の仕組みは、リターゲティング用の「タグ」を設置することで、訪問ユーザーに「Cookie(クッキー)」を付与でき、その結果、別のサイトを閲覧中に広告を表示することができます。

Cookie(クッキー)とは

サイトを訪問したユーザー(ウェブブラウザ)に対して、データを一時的に保管しておく仕組みのこと。
Cookieは、ウェブサイトのログイン状態の保持やリターゲティング広告を配信する際に活用されている。

リターゲティングタグとは

リターゲティング広告を配信するためのコードのこと。管理画面から取得できるので、特別な知識はなくても問題ない。

リターゲティング広告の種類

リターゲティング広告には、以下の5種類があります。ほぼすべての運用型広告でリターゲティング広告を配信することが可能です。

  • Google広告(GDN)
  • Yahoo!広告(YDN)
  • Facebook広告
  • Instagram広告
  • LINE広告

それぞれ媒体ごとに管理画面を持っており、管理画面からリターゲティング用のタグを吐き出すことができます。そのタグを自社サイトに設置するだけで、リターゲティング広告を配信することができます。

リターゲティング広告のメリット

リターゲティング広告のメリットは3点です。

  • 見込み客(顕在層)へ再アプローチができる
  • 単純接触回数を増やすことができる
  • 費用対効果が高く、コンバージョンする確率が高い

リマーケティングの設定方法

Google広告でリマーケティングを設定する際に知っておくべき点は2点です。

1. グローバルサイトタグを設置する

リマーケティングでは、サイトを訪問したユーザーに「Cookie(クッキー)」という目印を付けるため「グローバルサイトタグ」をウェブサイトに設置する必要があります。

グローバルサイトタグの設定手順

最も一般的な「タグを自分で追加する」手順について解説します。

1. [ツールと設定] > [オーディエンスマネージャー]をクリックします。
グローバルサイトタグを設定する手順①

2. [オーディエンスソース] > Google広告タグの[詳細]をクリックします。
グローバルサイトタグを設定する手順②

3. [タグを自分で追加する]をクリックします。
グローバルサイトタグを設定する手順③

4. [グローバルサイトタグ]の部分にあるコードをコピーし、ウェブサイトの<head></head>タグの間に貼り付けます。
グローバルサイトタグを設定する手順④

グローバルサイトタグの設置箇所と設置ページ

  • 設置箇所:<head></head>タグの間
  • 設置ページ:すべてのページ

2. オーディエンスリストの作成と設定

グローバルサイトタグの設置が完了したら、次はオーディエンスリストの作成と設定をおこないます。

オーディエンスリストの設定手順

1. [ツールと設定] > [オーディエンスマネージャー]をクリックします。
オーディエンスリストの作成と設定手順①

2. [+]ボタン > [ウェブサイトを訪れたユーザー]を選択します。
オーディエンスリストの作成と設定手順②

3. 以下のキャプチャのとおり必要項目を入力し、[オーディエンスを作成]ボタンをクリックします。
オーディエンスリストの作成と設定手順③

4. [オーディエンス]タブ > [鉛筆]マーク > 対象の広告グループを選択します。
オーディエンスリストの作成と設定手順④

5. [閲覧]タブ > [ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法(リマーケティングと類似ユーザー)] > 該当のリストを選択し、保存します。
オーディエンスリストの作成と設定手順⑤

リマーケティングを効果的に配信する

  • グローバルサイトタグをすべてのページに設置する
  • グローバルサイトタグが有効か確認する
  • 有効期間ごとに入札単価を変える
  • ページ階層の深度に応じて入札単価を変える
  • コンバージョンユーザーを除外する
  • アプリへの広告配信を除外する
  • バナー広告のデザインを変える
  • バナー広告のサイズの種類を増やす
  • レスポンシブディスプレイ広告を活用する
  • 類似ユーザーを含まないように設定する
  • アカウント設計を見直す

リマーケティングを効果的に配信するには「質の高いリストを作成すること」「クリエイティブ」が重要です。

詳細については下記のブログでまとめているので、ご参考ください。
» 【2020年版】リマーケティングの効果を爆速で高める11の施策

リマーケティングの設定で間違いやすいポイント

リマーケティングの設定で間違いやすいポイントを3点解説します。

1. 「or」「and」に注意する

オーディエンスリストを作成するときの注意点で、配信条件を以下のとおり決定する必要があります。

  • 「A」or「B」:どちらか訪問したことある
  • 「A」and「B」:どちらも訪問したことある

2ページを組み合わせるときのよくある例としては、本サイトとは別に広告用のランディングページを作っている場合です。

【例】
本サイト:https://example.com/service
ランディングページ:https://example.com/lp

「or」の場合

どちらのページに訪問したとしても、リマーケティングは配信すべきなので、リストを作成する際の正解は以下のとおりです。

オーディエンスリストの設定で間違いやすい箇所①

「and」の場合

一方で、以下においては「本サイト」も「ランディングページ」も訪問していないと配信できないリストになってしまうので、対象ユーザーの数が減少してしまいます。今回の例においては「and」を選ぶと不正解です。

オーディエンスリストの設定で間違いやすい箇所②

管理画面はどちらが「or」で、どちらが「and」なのか、見た目がややこしいのでご注意ください。

2. URL指定時に「sp」を含めない

「http://」と「https://」は含めないというのは重要ではない

他社の記事では、URL指定時に「http://example.com」と指定してしまうと「https://example.com」を訪問したユーザーが含まれなくなると注意喚起をしているが、これはまだhttps化が進んでいなかった2017年あたりの3年前くらい前の話である。
現在はほとんどのサイトが「https」になっているので、注意の必要はない。

現時点において「https://」よりも注意が必要なのは、URLに「sp」を含むスマホサイトを持っている場合です。

【例】
PCの場合:https://example.com/service
スマホの場合:https://example.com/sp/service

管理画面でリストを作成するときに「https://example.com/service」と指定してしまうと、「https://example.com/sp/service」のスマホ閲覧ユーザーはリストに含まれなくなります。

そのため、正しくは「service」とURL指定をします。そうすれば、PCユーザーもスマホユーザーもリストの対象になります。

補足:自社サイトがスマホサイトなのか分からない場合

スマホで閲覧した際にURLに「sp」など含まれている場合は、レスポンシブデザインではなくスマホサイトを持っている。
PCで閲覧したときとスマホで閲覧したときのURLが異なっていないか確認するとよい。

3. ページのコンテンツ内容が以前と異なっている

上記の2点と比較するとレアケースですが、ページのコンテンツ内容が以前と異なっている可能性があるので、注意が必要です。

ページのコンテンツ内容が変わるとき

  • ホームページをリニューアルした場合
  • コンテンツをリライトした場合

中小企業のホームページは、社長もしくは担当者がルールを設けず属人的に運用していることが多いので、オーディエンスリストとコンテンツの内容に問題がないか定期的にチェックするとよいです。

Chromeでの3rd Party Cookie廃止の影響:上級者向け

3rd Party Cookie廃止の影響

  • リマーケティング広告のターゲティング
  • コンバージョンの測定

2020年1月14日、グーグル社はChromeでの3rd Party Cookieサポートを2年以内に段階的に廃止する予定だと発表しました。

3rd Party Cookieのブロック増加や、プライバシー保護の強化が背景としてあります。

特に、3rd Party Cookieを使ってユーザーの興味関心などの情報を基にターゲティングするディスプレイ広告での影響は、大きいと考えられます。

2019年8月に、「3rd Party Cookieを削除するとパブリッシャーの広告収益が52%減少する」というGoogleの調査結果も発表しています。
(参照:Effect of disabling third-party cookies on publisher revenue

グーグル社としてもコロナで大きな影響があったので、3rd Party Cookieの廃止の時期が再調整されているのかどうなるのか詳細については分かり次第、更新します。

まとめ

本記事で解説した「リマーケティング」は以下のとおりです。

繰り返しになりますが、アフターコロナにおいては「検索」と「リマーケティング」は目先の売上を上げるのに有効な広告手段です。

リスティング広告であれこれと手をつけると失敗するので、選択と集中で検索とリマーケティングに予算をかけるべきと考えています。

本記事のポイント
  • リマーケティングとは何か理解する
  • 中小企業で目先の売上を上げるなら、検索とリマーケティングに予算をかける(それ以外はやらなくて大丈夫)
  • 間違いやすいポイントに注意する

というわけで今回は以上となります。

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中釜 啓太

この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後広告代理店でWebマーケティングを学び、2015年株式会社ユニアドを創業。
リスティング広告をもっと知りたい方に、役立つ情報をお届けします。