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SEOとリスティング広告の違いと使い分け【結論:併用する】

SEOとリスティング広告の違いと使い分け【結論:併用する】
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※このページは2020年6月4日に更新されました。

「SEOとリスティング広告の違いや使い分けを探している」
「SEOとリスティングは併用したほうがよい?」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケター兼ユーチューバーの中釜(@keitanakagama)です。
私はリスティング広告運用歴12年、自社ブログ運営歴8年です。

中釜 啓太
中釜 啓太
広告運用だけでなく自社ブログの運営から獲得したノウハウで、SEOとリスティング広告の違いと使い分けについて解説しています

結論から言うと、SEOとリスティング広告は併用するとよいです。

SEOとリスティング広告を比較すると以下のとおりです。

SEOとリスティング広告のメリット比較
  • SEO:クリック費用がかからない、良質なユーザーを集客できる
  • リスティング広告:即効性が高い、必ず上位掲載できる

ピンポイントで知りたい方のために目次を記載していますので、見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

ユニアドチャンネルユニアドチャンネル

SEOとは

SEOとは、Googleなどの検索結果画面の上位に表示させるための施策のことです。

SEOの表示例

上位に表示をさせることで、自社サイトへのアクセスが増加し、自社の認知拡大をすることができます。

SEOのメリット

  • クリック費用がかからない
  • 良質なユーザーを集客できる

SEOのデメリット

成果が出るのに早くて3ヶ月くらいかかる。
どれだけ時間とお金をかけても上位表示できるという保証はない。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、Googleなどの検索結果の上部に掲載できる広告のことです。

リスティング広告の表示例

特定の検索語句に対して連動した広告を表示させることができるため、ウェブ広告の中で最も費用対効果の高い広告のひとつです。

リスティング広告のメリット

  • 即効性が高い
  • 必ず上位掲載できる

リスティング広告のデメリット

配信設定後、10分後くらいには上位に広告を表示できる。
広告を停止すると集客がゼロになるため、広告依存が起こりやすい。

▼あわせて読みたい
リスティング広告のメリットは即効性。デメリットは広告依存

SEOとリスティング広告の違いについて

SEOとリスティング広告の違いを比較した表が以下になります。

項目 SEO(自然検索) リスティング広告
即効性 低い 高い
クリック料金 無料 有料
クリック率 上位表示されるとかなり高い 全体的に低い
タイトル・説明文の変更 コントロールできない ほぼ自由に設定できる
リンク先の変更 コントロールできない ほぼ自由に設定できる
掲載順位の変更 コントロールできない ほぼ自由に設定できる
ABテスト できない できる
期間・時間・地域の設定 コントロールできない ほぼ自由に設定できる

SEOはクリック費用が無料、クリック率が高い、リスティング広告は即効性が高い、コントロール性が高いことが分かります。

SEOとリスティング広告の使い分けについて

SEOとリスティング広告の使い分けについては下記のとおりです。

  • すぐに結果を出したいときにはリスティング広告が有効:必ず上位表示できるとは限らないというSEOの特性があるため
  • SEOも同時に対策しておく:リスティング広告は配信停止すると集客がゼロになるので、SEOでも集客できる仕組みを作っておくため

SEOとリスティング広告、どちらから始めるとよいか

「順番に関係なくまずはどちらもやってみる」がおすすめです。なぜならば、結果を見てからどちらに注力するか判断したほうが早いからです。

リスティング広告の配信結果をSEOに活用する記事もあわせてご参考ください。
» リスティング広告のデータをSEOに活用する方法3選

参考:SEOとリスティング広告のクリック率を比較

SEOとリスティング広告のクリック率を比較した表が以下になります。

掲載順位 Google自然検索 リスティング広告
1位 31.24% 10.11%
2位 14.04% 7.28%
3位 9.85% 5.66%
4位 6.97% 4.04%
5位 5.50% 3.13%
6位~10位 3.73% 1.48%

(参照:グーグル検索結果の順位別クリック率2014年版 + ページランク正式終了!? のお知らせ など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
(参照:SEOとリスティングの比較(閲覧率やクリック率等) – Real Analytics (リアルアナリティクス)

補足:SEOの指名キーワードと非指名キーワードを比較

▼自然検索の掲載順位別キーワード別クリック率
自然検索の掲載順位別キーワード別クリック率のグラフ

出典:Advanced WEB RANKING

上記の表から、指名キーワード(商品名など)においては、1位のクリック率が約50%、2位が約10%と5倍ほど開きがあります。非指名キーワード(一般キーワード)でも1位のクリック率が約25%、2位が約15%と大きな違いが出ていることが分かります。

まとめ:SEOとリスティング広告は併用する

本記事で解説した「SEOとリスティング広告の違いと使い分け」は以下のとおりです。

ただ、今回のコロナの影響で、Zoom飲みが流行ったように、広告は「コンテンツ」に変わっていくのではと推測しています。

広告はコンテンツに変わる
  • 広告は、即効性やブーストさせるのには有効。
  • コロナの影響で動画コンテンツのニーズがますます伸びる。
  • 広告は、今後コンテンツに置き換わる。

インターネットはコンテンツと広告で埋め尽くされる時代が加速しそうですね。

中小企業では、目先の売上をリスティング広告で上げながら、広告費を少なくするためにSEOだけでなく動画も取り入れるなどコンテンツを強化する戦略がベストではないかと考えています。

というわけで今回は以上になります。

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この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後、広告代理店でWebマーケティングの経験を積み、2015年株式会社ユニアドを創業。
運用型広告をもっと知りたい方に、役立つ情報をお届けしています。