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フレーズ一致とは?部分一致との違いや語順について詳しく解説

フレーズ一致とは?部分一致との違いや語順について詳しく解説
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※このページは2024年4月26日に更新されました。
中釜啓太

この記事を書いた人株式会社ユニアド 代表取締役 中釜 啓太

「フレーズ一致について知りたい」
「フレーズ一致と部分一致の違いが知りたい」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケターの中釜です。

リスティング広告に携わり12年になりますが、フレーズ一致についての情報を探している方が多かったので記事にしました。

結論から書くと、フレーズ一致は設定したキーワードと同じ意味の文言を含む場合に広告が表示され、完全一致よりも広く部分一致よりも狭い出稿範囲となります。

フレーズ一致の広告出稿範囲

本記事のポイント
  • フレーズ一致は「軸となるキーワードを含んでいるか」が重要
    ※語順は広告の表示に影響しない

ピンポイントで知りたい方は、以下の目次から見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

マッチタイプとは

設定したキーワードに対して、どの検索語句が該当するかはAIが判断しています。

その際にどの範囲に広告を掲載するか決定するのがマッチタイプです。

マッチタイプの種類は、完全一致、フレーズ一致、部分一致の3種類にわけられます。

どのマッチタイプでもスマート自動入札による自動最適化は可能です。

【マッチタイプの特徴】

  • 完全一致、フレーズ一致、部分一致の3種類に分けられる
  • どのマッチタイプを使用してもスマート自動入札による自動最適化は可能

フレーズ一致とは

フレーズ一致とは、設定したキーワードと同じ意味の文言を含む場合に掲載されるキーワードの設定のことです。

語順は広告の表示に影響しません。

【フレーズ一致キーワードの例】

設定キーワード:“フィットネスジム 新宿”
広告が表示される語句:フィットネスジム 新宿 おすすめ人気 フィットネスジム 新宿新宿 フィットネスジム 人気フィットネスジム おすすめ 新宿
記号:”キーワード”

【フレーズ一致の特徴】

  • 設定したキーワードと語順が同じでなくても広告は掲載される
  • 「軸となるキーワード」が含まれている場合は広告が表示される

【フレーズ一致のメリット】

  • キーワードの幅が広がりすぎないため、広告費の削減につながる
  • 特定のユーザーへのアプローチが可能

【フレーズ一致のデメリット】

  • 設定する内容により、表示対象を絞り込みすぎてしまう場合がある。

【補足:キーワードの類似パターンについて】

  • キーワードの類似パターンという機能があり、語順が同じでなくても検索意図が同じであれば表示される仕様になっています。

(参照:キーワードの類似パターン – Google 広告 ヘルプ

フレーズ一致と部分一致の違い

部分一致とはキーワードに追加した語句だけでなく、関連する語句に対しても広告が表示される設定のことです。

設定キーワード:フィットネスジム 新宿
広告が表示される語句:スポーツジム おすすめ 新宿
広告が表示されない語句:ランニングシューズ
記号:なし

【部分一致の特徴】

  • 関連語句や類義語、最近の検索内容にも広告が表示される
  • キーワードの語順や間の語句は区別しない

フレーズ一致と完全一致の違い

完全一致とは、設定したキーワードと一致する、もしくは語順の入れ違いがあっても同じ意味のキーワードに対して広告が表示される設定のことです。

設定キーワード:[フィットネスジム 新宿]
広告が表示される語句:フィットネスジム 新宿新宿 フィットネスジム
広告が表示されない語句:フィットネスジム 新宿 価格
記号:[キーワード]

【完全一致の特徴】

  • 設定したキーワードと完全に一致した場合、広告が表示される
  • 狙ったユーザーにのみアプローチできる
  • 語順の入れ違いやキーワードの揺れがあっても、広告は掲載される

フレーズ一致と絞り込み部分一致の違い

絞り込み部分一致は、既に廃止されています。

しかし、絞り込み部分一致についての情報を調べている方が多くいましたので、補足として記載します。

Google広告の仕様変更後は、絞り込み部分一致での新規キーワードの作成はできなくなりました。

また、作成済みの絞り込み部分一致キーワードは、フレーズ一致と同じ働きをします。

【絞り込み部分一致の特徴】

  • フレーズ一致に統合された
  • 既に作成された絞り込み部分一致は、フレーズ一致と同じ働きをする
  • 絞り込み部分一致での、新規キーワード作成はできない

まとめ

本記事で解説した「フレーズ一致」は以下のとおりです。

繰り返しになりますが、フレーズ一致はある程度検索範囲を絞ることができるため、ターゲットとするユーザーに的確に広告を表示したい場合に有効です。

【フレーズ一致のメリットとデメリット】

  • メリット:部分一致よりも、ターゲットユーザーに対して的確に広告を配信できる。
  • デメリット:設定する内容により、表示する対象を絞り込みすぎてしまう場合がある。

フレーズ一致だけではなく他のマッチタイプとうまく使い分けていくことで効果的に広告を配信できます。より詳しく知りたい方は「【2024年最新】Google広告のマッチタイプ完全ガイド」でまとめているので、こちらもあわせてご確認ください。

というわけで今回は以上となります。

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この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後、広告代理店でWebマーケティングの経験を積み、2015年株式会社ユニアドを創業。
運用型広告をもっと知りたい方に、役立つ情報をお届けしています。