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クリック率とは?平均やCTR改善のノウハウをすべて公開!

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「クリック率」はリスティング広告を運用する上でとても重要な指標です。

しかしこんなお悩みも多いのではないでしょうか。

「このクリック率って良いの?」
「クリック率が良いとどうなるの?」
「クリック率を上げるにはどうしたらいいの?」

この記事はそのような方向けに書いています。

梅本
梅本
この記事を読めば、クリック率を改善しリスティング広告の成果を挙げる方法が分かります。

本記事の要点

「クリック率」には、リスティング広告と自然検索におけるクリック率がありますが、ここではすべて「リスティング広告のクリック率」について説明していきます。

クリック率とは

クリック率(CTR:Click Through Rate)とは、広告が表示された回数に対して、どのくらいクリックされたかを示す割合です。

クリック率は、広告のクリック数を表示回数(=インプレッション)で割った値の式で計算されます。

クリック率の計算式

クリック率 = クリック数 ÷ 広告が表示された回数 × 100

例えば、以下のように計算します。

【例】30回(クリック数)÷ 1,000回(広告の表示回数)= 3%(クリック率)

広告の表示回数に対してクリック数が多ければ多いほどクリック率は高くなります。

平均のクリック率は6%

平均のクリック率は6%前後ですが、業界や商材によってはもちろん、キーワードの種類やターゲット設定など、広告の配信の仕方によっても異なります

例えば、キーワードの種類によって異なる場合です。

指名キーワード(自社の商品やサービス名):
 既に興味をもっている場合が多く、クリック率は高い。
一般キーワード:
 まだ検討段階や他社比較しているユーザーが多く、クリック率は低い。
私が経験した結婚式場の広告では、指名キーワードで17%前後、一般キーワードで6%前後でした。

クリック率と掲載位置は密に関係する

クリック率と広告の掲載位置は、密に関係しています。

広告の掲載位置が上であるほど、クリック率も高くなります。

Googleでは2019年9月から「ページ最上部インプレッションの割合」や「ページ上部インプレッションの割合」といった指標が用いられるようになりました。

  • ページ最上部インプレッションの割合:広告が検索結果ページの最上部に表示された割合。
  • ページ上部インプレッションの割合:広告が検索結果ページの上部に表示された割合。

これらの数値が高いほど、クリック率も高くなるとされています。

「平均掲載順位」指標の廃止

平均掲載掲載順位とは

検索結果ページに、広告が何番目に表示されているか平均の順序を表す指標。

Googleでは、広告のパフォーマンスを左右するのは「掲載順位」ではなく「掲載位置」であるということから、「平均掲載順位」の指標は2019年9月に廃止になりました。

なぜなら、以下のようなケースが起こるからです。

自然検索の下に1つめの広告が表示されている場合も、掲載順位は1位になる。
しかし、検索結果ページの下の方に広告は表示されているため、クリック率は低くなる。

狙いたいキーワードでのクリック率が良い状態がベスト

クライアント
クライアント
クリック率が大事な指標なのは分かるけど、どんな状態なら良いの?

リック率の良い状態は、業界や商材・サービス・キーワードの種類(マッチタイプや検索量など)によっても変わってきますが、以下のような状態が理想的です。

クリック率の良い状態

  • 狙いたいキーワードでのクリック率が高い。
  • コンバージョンの可能性が高いキーワードやターゲットでのクリック率が高い。
  • 関係のないキーワードでのクリック率は低い。

例えば、広告文「<鎌倉>絶景の海で憧れの結婚式」の場合、クリック率は下図の様になっているとよいです。

キーワード クリック率 確度
鎌倉 結婚式 ビーチ 6.5%
鎌倉 結婚式場 5%
神奈川 結婚式場 4%
関東 結婚式場 3%

クリック率が良いと広告が表示されやすく、ユーザーの流入も増える

なぜクリック率が高いと良いのか、クリック率が良いと得られるメリットを2つ紹介します。

クリック率が良いと得られるメリット

  • メリット①:広告が表示されやすくなる。
  • メリット②:ユーザーの流入が増える。

メリット①:広告が表示されやすくなる。

クリック率が上がると、広告の表示の有無や掲載順位を決める「広告ランク」も良くなり、広告が表示されやすくなります。

広告ランクとは

広告の表示有無や掲載順位を決める指標で、要素の1つとしてクリック率を含みます。

▼広告ランクの計算式
入札単価 × 品質スコア(推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性)

クリック率が上がることで広告ランクも上がり、以下の様な利点もあります。

広告ランク向上のメリット

  • 入札単価が安くなる
  • 上位掲載される
  • 配信量もふえる

広告ランクについてもっと知りたい方はこちらもご参照ください。

メリット②:ユーザーの流入が増える。

クリック率が上がり、掲載順位が上がれば、配信量も増えるので、結果的にユーザーの流入も増えます。

それによって以下が期待できます。

ユーザーの流入増加のメリット

  • コンバージョンされる可能性が高まる
  • 多くのデータが集められ、改善に活用できる(ランディングページや広告文改善など)

例えば、たくさん集められたデータから、以下のような改善ができます。

分かったこと:流入後「スイーツフェアページ」に流れるユーザーが多い。
改善策①:ランディングページにスイーツフェアページのバナーを配置。
改善策②:広告文のテキストに入れる。

クリック率が低い理由は広告の設定にある

クリック率が上がらない・・・

クリック率が低い時の原因を4つご紹介します。

クリック率が低い理由

  • 理由①:検索ユーザーのニーズと広告文の内容がマッチしていない。
  • 理由②:検索ユーザーにささる広告文になっていない。
  • 理由③:キーワードが広すぎる。
  • 理由④:ターゲットが広すぎる。

理由①:検索ユーザーのニーズと広告文の内容がマッチしていない。

適切なキーワードやターゲット設定で、適切な広告が配信できていないときに起こります。

例えば、以下の場合、広告文とユーザーのニーズがマッチしていないのでクリック率は低くなります。

ユーザーが検索した語句:銀座 和食
表示した広告文:「渋谷/絶品イタリアン」

理由②:検索ユーザーにささる広告文になっていない。

広告をクリックしてもらうには、同じキーワードで表示されている競合の広告と比べて、自社の広告をより魅力的にする必要があります。

例えば次のAとBの広告文ではどちらがクリックしたくなりますか?

A:「新宿でお得な英会話スクール」
B:「新宿で英会話<初月50%OFF>」

私はBがクリックしたくなります。

競合と見比べ、クリックしたくなるような魅力的な広告文を作ることが大事です。

理由③:キーワードが広すぎる。

キーワードのマッチタイプが部分一致のときに起こります。

部分一致は、幅広い検索語句(=ユーザーが検索した語句)を対象とするため、無関係の語句でも広告を表示している可能性があります。
その場合、広告はもちろんクリックされないので、クリック率はどんどん下がっていきます。

例えば、以下の例があります。

部分一致のキーワード:アイスクリーム お取り寄せ
広告表示する検索語句:スイーツ お取り寄せアイスクリームメーカー

理由④:ターゲットが広すぎる。

年齢・性別・地域・時間帯などの設定が最適化されていないときに起こります。

ターゲットがきちんと設定できていないと、無関係のユーザーにも広告を表示しています。
そうなると広告はクリックされないので、全体のクリック率も低下します。

例えば、老眼鏡は年齢の高いユーザーに注力した広告配信が必要です。

クリック率の改善方法9選

では実際にどうやったらクリック率を改善できるのか。主に5つを紹介します。

クリック率の改善方法

改善方法①:広告文に数字や記号を入れる。

広告文に数字を入れることでより伝わる訴求になります。
特に割引などの特典で効果的です。

また、記号を使うことでより見やすい広告文になります。

例①(数字):つやつや美肌脱毛<初回50%OFF>
例②(記号):【今話題】もちもち美肌クリーム

改善方法②:広告文に公式を入れる。

「公式」という文字を入れることで安心感ある広告文ができます。

例:【公式】〇〇〇ステーキ/六本木

改善方法③:ユーザーの検索キーワードに関連する語句を広告の冒頭に入れる。

ユーザーの検索キーワードに近いワードは、なるべく一番目の付きやすい広告文1の冒頭にいれるのが最適です。

特に地域名などは効果的です。

青山 ヘアサロンで検索している場合:
青山のヘアサロンなら|○○ビューティー

改善方法④:挿入機能を使って広告文を作成する。

以下の「広告文で使える便利な挿入機能」を使って作成することで、より適切な広告配信がおこなえ、クリック率の改善が狙えます。

広告文で使える便利な挿入機能

  • 便利な挿入機能①:広告カスタマイザ
  • 便利な挿入機能②:キーワード挿入機能
  • 便利な挿入機能③:IF関数
  • 便利な挿入機能④:カウントダウン

1つずつ使い方を説明していきます。

便利な挿入機能①:広告カスタマイザ

検索したユーザーの内容(キーワード、地域、時間帯、デバイスなど)にもとづいて広告文が設定できます。

例えば全国各地にある結婚式場の場合、ユーザーが検索したキーワードにもとづいて、広告文で各エリア名と料金を表示します。

フィード名:地域毎
Target Keyword エリア名(text) 料金(text)
東京 結婚式場 東京 40万
沖縄 結婚式場 沖縄 30万
青森 結婚式場 青森 20万

上記の図のように設定することで、以下のようにキーワードごとに適切な広告文が表示できます。

  • 東京 結婚式場:東京で挙げる素敵な結婚式|今なら期間限定40万円から
  • 沖縄 結婚式場:沖縄で挙げる素敵な結婚式|今なら期間限定30万円から
  • 青森 結婚式場:青森で挙げる素敵な結婚式|今なら期間限定20万円から

便利な挿入機能②:キーワード挿入機能

ユーザーの検索語句と一致したキーワードを説明文に挿入できます。

例えば以下のように表示をコントロールできます。

  • 作成する広告文:{KeyWord:青山の結婚式場}|【公式】〇〇ウエディング
  • ユーザーの検索した語句:青山の結婚式場 少人数
  • 対象となるキーワード:+青山 +結婚式 +少人数
  • 表示される広告文:青山 結婚式 少人数|【公式】〇〇ウエディング
  • デフォルト表示の広告文(文字数オーバー時など):「青山の結婚式場|【公式】〇〇ウエディング」

便利な挿入機能③:IF関数

設定した条件に一致する場合は特定のメッセージを挿入し、それ以外はデフォルトの広告を表示できます。
デバイスもしくはユーザーリストに基づいて条件を設定します。

IF関数を使用した例は以下です。

  • 作成する広告文:恵比寿の結婚式場|{=IF(device=mobile,モバイル限定特典有り!):今すぐ見学予約!}
  • 表示される広告文(モバイル検索):恵比寿の結婚式場|モバイル限定特典有り!
  • 表示される広告文(それ以外):恵比寿の結婚式場|今すぐ見学予約!

便利な挿入機能④:カウントダウン

カウントダウンを広告文に挿入できます。
セールや特別なイベントの広告で効果的です。

「新宿で圧巻のVR体験|期間限定特典終了まであと2日!」

改善方法⑤:広告表示オプションを追加する。

広告表示オプションも追加することで、以下のメリットがあり、クリック率向上につながります。

広告表示オプション追加のメリット

  • 伝えられる情報が増える。
  • 広告の面積が広がる。

広告表示オプションにはさまざまな種類がありますが、各広告表示オプションを適切に使うことが大事です。

今回は特にオススメの「サイトリンク」について説明します。

サイトリンクとは

サイトリンクを使うことで、特定のページにユーザーを直接誘導することができます。

サイトリンクとは

サイトリンクを使うことで得られるメリットが3つあります。

サイトリンクのメリット

  • 広告の面積が増える。
  • クリック率が上がる。
  • 広告ランクが上がる。

サイトリンクを追加することで、画面に多くの情報が表示されるため、情報量が増えると同時にユーザーの目にも留まりやすくなります。

また、Googleが提供したデータによると、クリック率は15%~30%の増加広告ランクも向上するとされています。

改善方法⑥:入札単価を上げる。

広告以外にも、入札単価が低すぎて下位に掲載されていることで、クリック率が低い可能性もあります。

この場合は、単価を上げて掲載順位を上げることで改善が期待できます。

注意ポイント

この方法だけやる、もしくはこの方法を一番初めにやるのはNG。
なぜなら多くのケースは、広告で改善できることがたくさんあるから。

改善方法⑦:ターゲット設定を見直す。

地域や年齢・性別・世帯年収などのターゲット設定を適切におこなうことで、狙いたいユーザーに対してのみ効果的に広告を配信できます。

例えば、ウエディングドレスを検索するユーザーは女性が多いと考えられるため、女性のみに広告を配信します。

理由

ターゲット設定が最適化されていない=無関係のユーザーにも広告が表示されている。
広告をクリックしないであろうユーザーにも広告を表示しているため、必然的に全体のクリック率も下がる。

改善方法⑧:キーワードを見直す。

適切な検索キーワードで適切な広告を表示することは、クリック率の向上に不可欠です。

除外キーワードの設定や、検索語句の確認をおこなうことでより効果的に広告配信ができ、クリック率も改善されます。

理由

無関係の検索語句でも広告を表示している場合、広告はクリックされず、全体のクリック率も下がる。
また、広告がクリックされても、コンバージョンされない無駄クリックになるので無駄な費用も発生する。

改善方法⑨:広告の掲載位置を上げる。

クリック率と掲載位置は密に関係する」で説明したように、「掲載位置」と「クリック率」は密に関係しています。

広告を上部に表示させ掲載位置を上げることで、クリック率も改善されます。

2019年9月から追加された「ページ最上部インプレッションの割合」や「ページ上部インプレッションの割合」で高い数値を得ることは、クリック率の向上につながります。

まとめ:注力したいキーワードのクリック率を上げ、広告の上位掲載やコンバージョン増加を狙おう

本記事で解説した「リスティング広告のクリック率改善方法」について要点をまとめます。

  • クリック率のよい状態:注力したいキーワードやターゲットでのクリック率が高い。
  • クリック率向上のメリット:広告の上位掲載、ユーザーの流入増加。
  • クリック率の低い原因:広告文・キーワード・ターゲット設定が最適化されてない。
  • クリック率改善:広告文、キーワード、ターゲットの見直しが大事。

クリック率は、注力したいキーワードやターゲットで高いのが良い状態です。

適切な広告文を、適切なキーワードで、適切なターゲットに表示することでクリック率は向上されます。

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梅本 紀子

この記事を書いた人梅本 紀子

株式会社ユニアドSEMコンサルタント。
冬はマイナス30度になるアメリカ・ミネソタ州の大学を卒業後、エンジニアとして就職。日本の広告代理店に勤めた後、現在は冬でも30度のフィリピンに住みながら、遠隔で業務に携わっている。日本に留まらず、海外のリスティング広告運用ノウハウや最新情報もお届けします。