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【保存版】Google広告の成果を改善する方法10選

【保存版】Google広告の成果を改善する方法10選
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※このページは2023年3月17日に更新されました。

「Google広告の成果を上げたい」
「Google広告の設定を見直したい」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケター兼ユーチューバーの中釜(@keitanakagama)です。
リスティング広告に携わり12年になりますが、Google広告の改善方法を探している方が多かったので記事にしました。

中釜 啓太
中釜 啓太
今回はGoogle広告の成果を改善する方法について解説しています

すぐ実践できて、かつ効果的なGoogle広告の改善施策について書いています。

ピンポイントで知りたい方のために目次を記載していますので、見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

ユニアドチャンネルユニアドチャンネル

1. 目標を決める

ウェブという真っ暗の海の中で溺れないようにするには、陸を目指して泳ぐしかありません。闇雲に泳いでも、ぐるぐると同じ方向を回っているだけかもしれませんし、そうならないためには「どこを目指して泳ぐのか」を決める必要があります。

目標を決めるということは、それくらい重要です。

Google広告を改善させるフロー(PDCA)

ウェブ広告という媒体性質上、スピードこそ重要という考え方のもと、特に「DO」と「CHECK」のサイクルを重視します。

目標を決める(PLAN)

広告を配信する(DO)

フィードバックする(CHECK)

改善する(ACT)

コンバージョン1件にかけられる費用を計算する

目標を作成していない方に一番おすすめの目標の作り方は、以下のとおりです。

【例】
販売価格(30,000円)- 原価(5,000円)- 確保したい利益(10,000円)= 1コンバージョンに費やせる費用(15,000円)

目標CPAが15,000円になり、目標が決まりました。

CPAが15,000円以上になると利益が減り、25,000円を超えると赤字になります。

1ヶ月間の広告費を決める

1コンバージョンに費やせる費用(15,000円)が決まれば、あとは1ヶ月でいくつ販売したいか決めれば1ヶ月間の広告費が決まります。

【例】
目標コンバージョン単価(15,000円)× コンバージョン数(20件)= 広告費(300,000円)

ちなみに、目標の設定したとおり20個販売できれば、利益が200,000円となります。

目標を立てることにより、「達成すれば利益が20万円になる」と関係者全員に対して伝わりやすい言語に変わるので、モチベーションも維持しやすくなります。

2. アカウント構成を最適化する

Google広告のアカウント構成は、Google広告で成果を出すための最も重要な要素のひとつです。

改善ポイント

  • キャンペーンをできる限りまとめる
  • 複数の広告グループをひとつにまとめる

運用事例

下記は弊社の運用事例です。キャンペーンや広告グループを媒体推奨のアカウント構成にした事例となります。

CV CPA 表示回数 クリック数 CVR
変更前 130 2,626 28,325 3,577 3.63%
変更後 213 2,410 32,332 3,982 5.35%
考察
  • 媒体推奨のアカウント構成にしたことで、CV:130件→213件に増加。
  • キャンペーンや広告グループを適切にまとめたことで、学習機能が上がり、結果的に広告効果に貢献したと考えられる。

Google広告のAI機能を活用するためにも、データを蓄積して機械学習が進みやすいようにアカウントを設計するとよいです。

キャンペーンの分け方

  • 検索/ディスプレイ/動画
  • 配信地域によって広告文の出しわけ
  • 指名キャンペーン/一般キャンペーン

広告グループの分け方

  • 訴求/リンク先
  • 1広告グループにつき過去30日間で30CVのボリュームを確保

アカウント構成については以下の記事で詳しく解説しています。

▼あわせて読みたい
リスティング広告のアカウント構成の基礎と注意すべきポイント

3. スマート自動入札を設定する

スマート自動入札とは:
コンバージョン数を最大化できるように機械学習に基づいて自動的にオークションの金額を調整する入札戦略のこと。

入札戦略はスマート自動入札が効果的です。まだ手動入札を設定している場合は変更することをおすすめします。

運用事例

下記は弊社の運用事例です。入札戦略を拡張クリック単価からコンバージョン数の最大化に変更したBtoBの広告主様の事例となります。

CV CPA 表示回数 クリック数 CVR
変更前 35 5,905 34,322 1,010 3.47%
変更後 61 3,436 10,276 418 14.59%
考察
  • スマート自動入札に変更したことで、CV:35件→61件、CVR:3.47%→14.59%に上昇。
  • 一方でコンバージョンしやすいユーザーに配信が絞られたためか、表示回数やクリック数は大幅に減少。

スマート自動入札の種類

  • コンバージョン数の最大化
  • 目標コンバージョン単価(CPA)
  • 目標広告費用対効果
  • コンバージョン値の最大化

4. インプレッションシェア損失率(予算)をなくす

インプレッションシェア損失率(予算)とは:
予算不足が原因で広告が表示されなかった回数の割合のこと。

キャンペーンの日額予算が足りていないと、例えばキーワードを検索されたとしても広告が掲載されないタイミングが発生してしまい機会損失に繋がります。

改善ポイント

  • インプレッションシェア損失率(予算)が0%になるように予算を調整する
  • 場合によっては増額も検討する
  • 無駄がないか見直す

運用事例

下記は弊社の運用事例です。インプレッションシェア損失率(予算)を0%になるように運用した事例となります。

IMPシェア
損失率
(予算)
コスト CV CPA 表示回数 クリック数
1ヶ月目 20.87% 312,797 7 44,685 32,516 699
2ヶ月目 10.07% 378,730 12 31,561 38,556 791
3ヶ月目 0.00% 603,139 22 27,207 47,206 1,313
考察
  • インプレッションシェア損失率(予算)を0%にしたことで、CPA:44,685円→27,207円に改善。
  • 配信データ量を網羅することで学習機能が向上し、広告効果の改善に貢献したと考えられる。

補足:予算増額が難しい場合

  • キーワードを絞る
  • 除外キーワードを追加する
  • 時間帯を絞る
  • 属性を絞る
  • 配信地域を絞る
  • デバイスを絞る

5. キーワードを網羅する

Google広告におけるキーワードとは、検索ユーザーを獲得するための網であり「キーワードを網羅する」という戦略は非常に重要です。

改善ポイント

  • 検索クエリを検索キーワードとして登録することで完全一致率を上げる
  • 場合によっては動的検索広告を活用する

運用事例

下記は弊社の運用事例です。キーワードの追加を継続的におこなったBtoBの広告主様の事例となります。

完全一致率 CV CPA 表示回数 クリック数
変更前 3.6% 8 38,117 33,861 928
変更後 37.0% 15 22,711 39,730 1,140
考察
  • 検索語句の完全一致率:3.6%→37.0%に上昇したことで、CPA:38,117円→22,711円に改善。
  • キーワードを網羅することで品質スコアが上昇し、広告効果の改善に貢献したと考えられる。

未登録の検索クエリを検索キーワードとして追加することによって品質スコアを上げることが重要です。

▼あわせて読みたい
【プロが教える】リスティングのキーワード選定手順を一挙公開

6. 除外キーワードを設定する

除外キーワードとは:
除外キーワードを設定することで、広告を表示させたくないキーワードでの広告表示を避けることができるキーワード機能のこと。

運用事例

下記は弊社の運用事例です。除外キーワードを継続的に設定することで改善した事例となります。

除外KW
追加数
コスト CV CPA CVR
1ヶ月目 61個 1,498,021 921 1,626 7.50%
2ヶ月目 111個 2,400,398 1,596 1,504 7.12%
3ヶ月目 80個 1,988,543 1,490 1,335 6.98%
4ヶ月目 124個 2,044,666 1,644 1,244 8.48%
5ヶ月目 101個 2,514,482 2,317 1,085 10.02%
考察
  • 除外キーワードを毎月継続的に追加したことで、CPA:1,626円→1,085円に改善。
  • 検索語句の精度は高くないので、人間の目でチェックして除外キーワードを設定する必要がある。

除外キーワードは積み重ねが重要です。設定しているキーワード数より除外キーワード数が上回ることを目標に運用するとよいです。

7. キーワード・広告・ランディングページの繋がりを大切にする

ユーザーの検索意図を理解し、広告文とランディングページでユーザーにとって有益な情報を提供することが重要です。

ユーザーがページに到達するまでの流れ

コンバージョンまでの流れ

キーワード

広告

ランディングページ

コンバージョン

運用事例

下記は弊社の運用事例です。キーワード・広告・ランディングページの繋がりを見直した事例となります。

コスト CV CPA 表示回数 クリック数
変更前 878,259 58 15,150 23,681 1,295
変更後 943,728 77 12,256 24,793 1,868
考察
  • キーワード・広告・ランディングページの繋がりを見直したことで、CV:58件→77件、CPA:15,150円→12,256円に改善。
  • ユーザーの検索意図を加味したキーワード/広告/ランディングページの繋がりが重要である。

ポイントは2点です。

ポイント①:キーワードと広告の繋がり

  • 間違い例:自分が思いついたキーワードを広告文に入れる
  • 正しい例:ユーザーが実際に検索したキーワードを広告文に入れる

ポイント②:広告とランディングページの繋がり

  • 間違い例:広告文の内容がランディングページと一致していない
  • 正しい例:広告文の内容をランディングページと一致させる

8. ランディングページを見直す

広告の配信設定を見直したにも関わらず効果が出ない場合は、ランディングページに問題がある可能性が高いです。

改善ポイント

  • 「どのようなサービスなのか?」を明確にする(自社の強みは何か)
  • ファーストビューでユーザーの心をつかむ
  • スマホ最適化を図る
  • 検索キーワードとランディングページの関連性を高める
  • 他社にはないコンテンツを提供する(画像も重要)
  • サイトの信頼性やサービスの透明性を図る
  • お客様の声や事例コンテンツの充実化をする
  • FAQの充実化をする
  • 問い合わせフォームをシンプルにする

運用事例

下記は弊社の運用事例です。ランディングページを見直すことで改善したクリニック様の事例となります。

CV CVR
変更前 28.55 6.18%
変更後 35.01 7.56%
考察
  • ランディングページのデザインやコンテンツ内容や改修をおこなったことで、CV:29件→35件、CVR:6.18%→7.56%に上昇。
  • 広告管理画面上の改善に陥りがちになるが、ランディングページも見直す必要がある。

補足:コンバージョンのハードルを下げるのもあり

  • 結婚式場:見学予約 → 無料試食フェア
  • BtoB:問い合わせ → 資料請求

9. コンバージョンを正しく計測する

Google広告はコンバージョントラッキングデータをもとに機械学習が進むため、コンバージョンを正しく計測する必要があります。

改善ポイント

  • コンバージョン計測タグを正しく設置する
  • コンバージョンのカウント方法を適切に設定する
  • コンバージョンポイントを最適化する

ポイントは3点です。

ポイント①:コンバージョン計測タグを正しく設置する

  • Googleタグ/GTMタグをウェブサイトに設置
  • Google広告管理画面 → コンバージョントラッキングの設定
  • GTM管理画面 → タグとトリガーの設定

上記3点とも正しい状態でコンバージョン計測が可能になります。

ポイント②:コンバージョンのカウント方法を適切に設定する

  • 問い合わせ/資料請求/電話ボタンのタップ → 初回のみ
  • ECサイトなど商品購入 → 全件

ポイント③:コンバージョンポイントを最適化する

  • コンバージョンポイントの抜け漏れをなくす(例:電話/WEB/LINEなど)
  • CV数が極端に少ない場合(月にCVが3件以下など)はマイクロコンバージョンを設定する

コンバージョンを正しく計測できていない場合、広告配信精度を高めることができないため、大きく損をしてしまうことになります。ほとんどの広告主が正しくコンバージョンを計測できていないので、見直しをおすすめします。

10. アトリビューションモデルをデータドリブンにする

アトリビューションとは:
どのキーワードがきっかけでコンバージョンに至ったのか貢献度を測定する方法のこと。Google広告は数年前から「脱ラストクリック」に転換しようとしている。

運用事例

下記は弊社の運用事例です。アトリビューションモデルを減衰モデルからデータドリブンに変更した事例となります。

コスト 表示回数 クリック数 CV CPA CVR
変更前 1,334,897 78,179 10,945 1,192 1,120 10.89%
変更後 1,342,184 86,439 11,736 1,290 1,040 10.99%
考察
  • データドリブンに変更したことで、CV:1,192件→1,290件、CPA:1,120円→1,040円に改善。
  • 各広告インタラクション(=操作)にそれぞれ貢献度が割り振られた結果、広告効果の改善に貢献したと考えられる。

参考:その他のアトリビューションモデルの種類

アトリビューションモデルの種類

まとめ

本記事で解説した「Google広告の改善方法」は以下のとおりです。

Google広告は複数ある設定を上手く組み合わせることで、効果が出る媒体です。

さらに論理的に改善したい方は「ロジックツリーを活用してリスティング広告を改善する【図解あり】」がおすすめなので、こちらもあわせてご確認ください。

というわけで今回は以上となります。

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この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後広告代理店でWebマーケティングを学び、2015年株式会社ユニアドを創業。
リスティング広告をもっと知りたい方に、役立つ情報をお届けします。