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リスティング広告の効果ってあるの?効果あり・なしの事例で徹底解説

リスティング広告の効果ってあるの?効果あり・なしの事例で徹底解説
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「リスティング広告の効果ってあるの?」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、マーケターの梅ちゃん(@noriumemoto)です。
現在は海外に住みながら広告運用や海外のWebマーケティング情報を翻訳してTwitterで発信しています。

梅本
梅本
この記事を読めば、「リスティング広告の効果はあるのか、ないのか、判断基準」が分かります。

効果の出た事例と、効果の出なかった事例を、ウエディング業界の中から解説していきます。

本記事の要点

リスティング広告はやってみて初めて効果が分かる

リスティング広告の効果は、まずはやってみないと分からないというのが正直なところです。

競合が多い業界もあれば、競合が少なく比較的簡単に効果の出る場合もあります。
ある程度の予想はできるものの、実際どれだけの効果が出るかは、実際にやってみないと分からない部分でもあります。

また、とりあえず何でもいいから広告出稿したら効果が出る、そんな魔法なようなものはありません。
ただリスティング広告は、明確な数値を使った分析・管理ができるので、運用・改善を繰り返すことで効果が期待できます

効果の出た事例

効果の出た事例では、大阪にある神社での結婚式の広告について解説します。

ウエディング業界では、コンバージョン単価(1件の見学予約)5万円でまあまあ良い、3万円でかなり良いとされていました。
20万円かけて月3つコンバージョンが獲得できれば納得の状況でした。

さまざまな施策を駆使して、コンバージョンは2倍の6件、コンバージョン単価は3万円代でおさめることができました。

▼結果
費用 CTR CPC CV CVR CPA
200,000円 7.8% 431円 6件 2.2% 31,280円

効果を出すためにおこなったポイントは以下です。

実施施策のポイント

それぞれ説明していきます。

ポイント①:検索広告とディスプレイ広告を併用する。

検索広告とディスプレイ広告を、目的に合わせて使い分けることで、より効果的にアプローチできるようにしました。

  • 検索広告:コンバージョンを獲得するため。
  • ディスプレイ広告:認知を広げるため。

神社の認知度はある程度あったものの、その神社で結婚式ができるという認知が低かったので、よりクリック単価の低いディスプレイ広告でリーチを拡大することで、効率的な広告配信を狙いました。

ポイント②:なるべく無駄なキーワードに配信しないようにする。

無駄な配信ほどもったいないことはありません。

そこで、検索クエリ(ユーザーが実際に検索したキーワード)の確認を毎日おこない、無関係なキーワードを見つけると、除外キーワードとして設定しました。

除外キーワードとは

除外キーワードとして設定したキーワードには広告を表示しなくなります。

【例】
除外キーワード:ドレス
広告を表示しないキーワード:結婚式 ドレスウエディングドレスなど

ポイント③:常に新しいキーワードを模索する。

ユーザーが検索するキーワードはさまざまで、それを完璧に網羅することは不可能です。

そこで、ポイント②と同様に検索クエリの確認を毎日おこない、新しいキーワードがあれば、キーワードとして追加していました。

検索クエリの確認をおこなっていると、いろいろなユーザーのニーズが見えてきます。

【例】
発見したクエリ:結婚式 送迎あり
気づいたこと:送迎ありかなしかは以外と重要な要素。
やったこと:広告表示オプションに追加。

ポイント④:地域によって配信に強弱をつける。

関係のない地域への配信は、無駄な出費や広告の品質低下につながります。

例えば、今回の場合は大阪なので、北海道や沖縄からわざわざ大阪まで結婚式を挙げに来る人は、大阪と検索で指定して探している人以外いないと考えられます。

以下の方法で、地域による配信の強弱をつけました。

  • 配信:大阪に所在する、または大阪に関する情報を探しているユーザー
  • 強化:大阪市、堺市、会場から半径15km以内のエリア
  • 弱化:大阪府以外

ポイント⑤:ターゲットを絞り、配信に強弱を付ける。

地域だけでなく、ターゲットにも配信の強弱をつけました。

リスティング広告では、さまざまなターゲット設定が可能です。
私がおこなったものは以下です。

  • 年齢:18歳~45歳に配信(45歳~55歳は配信弱化)
  • 性別:男女両方配信(以外と男性もコンバージョンするのです)
  • 世帯年収:下位50%以下は配信弱化(神社婚は高額なため)
  • ユーザーの興味:結婚指輪・婚約指輪、ブライダル衣裳、挙式・披露宴プランに配信
  • リマーケティング:すでに訪問したユーザーに配信強化
  • その他:結婚式場関連を検索しているユーザーに配信

ポイント⑥:時期によって配信を変える。

神社の場合、年末年始に検索量が増加し、「神社名×お参りなどの無関係なキーワードにも広告を表示してしまう可能性がありました。

そのため、その時期だけ、神社名×結婚式系のキーワードは完全一致のみ配信をしました。

ポイント⑦:予算配分を考える。

予算配分を間違えると、無駄な配信に大きく繋がります。

以下に気を付けました。

  • 神社名×結婚式式場名は絶対に予算制限をかけない。(最優先)
  • 大阪×結婚式×和風大阪×結婚式×白無垢などのロングテールに注力。
  • 大阪×結婚式は大阪市の在住者のみに配信。
  • ディスプレイ広告は予算に余裕があるときのみ。

ポイント⑧:広告文、キーワード、ランディングページの繋がりをつくる。

私が恐れていたことのひとつは、ユーザーが広告をクリック→サイトに到達するものの、ランディング先の内容がユーザーのニーズと不一致で離脱する、ということです。

そこで、「少人数プラン」を広告で打ち出して欲しいなどいろいろな要望を頂きましたが、「少人数プラン専用のページ」がないのであれば作成し、そのページへ誘導することを必ず実施しました。

ポイント⑨:テストを繰り返す。

最後は、リスティング広告で成果を出すために一番重要なポイントです。

「テストを繰り返す」これにつきます。

運用していく中で、特に広告文は、何を訴求すれば1番ユーザーにささるのか、何回も何回もテストを繰り返し模索しました。

効果の出なかった事例

効果の出なかった事例では、私がまだWeb広告運用を始めたばかりに担当した、東京にある結婚式場について解説します。

結果は以下のようになり、効果の出た事例とでは明らかな違いです。

▼結果
費用 CTR CPC CV CVR CPA
200,000円 3.3% 892円 1件 0.4% 200,000円

いくらか運用を経験して今でこそ分かりましたが、効果の出ない場合は無駄な配信をしているケースが多いです。

効果の出なかった理由は以下です。

効果の出なかった理由

理由①:無駄なキーワードに配信。

検索クエリの確認や除外キーワードの設定を入念におこなっていなかったため発生しました。

表参道 結婚式を部分一致で登録しており、広告は表示されているものの、全然広告がクリックされていませんでした。

後ほど検索クエリを確認すると、東京 結婚指輪ウエディングドレス結婚式 参列など、関連性の低いキーワードで広告がたくさん表示されていました。

関連性の低いキーワードで広告を表示していると、クリック率が下がり→広告の品質が落ち→掲載されにくくなります

理由②:無駄な地域に配信。

配信地域に強弱などを一切つけず、東京都内全域に配信していました。

しかしあとから会場の人に聞くと、都内23区からが多いようです。

最初にその情報を仕入れて、特に多い地域に注力して配信するべきでした。
なぜなら以下のようなケースが発生するからです。

八王子市の人が広告をクリック。

「表参道か・・遠いな」と思って離脱。

無駄なクリックが発生する。

理由③:無駄なターゲットに配信。

ターゲットも特に絞っていませんでした。

年齢:55歳以上にも配信。
ユーザーの興味:未設定。
リマーケティング:未実施。

効果が出た事例のようにターゲットを絞ると絞らないでは、広告を配信するターゲットの精度も、効果も全く違います。

理由④:予算配分がきちんとできていない。(偏っている)

この属性のキーワードは予算消化が速いとかは殆ど考えず、1ヶ月の広告費÷30日の日予算を、各キャンペーンに割り振っていました。

表参道×結婚式の部分一致と、表参道×結婚式×条件(少人数など)を同じキャンペーンで管理していたため、殆どの予算が検索ボリュームの多い表参道×結婚式に偏ってしまいました。

予算配分がきちんとできていないと、どれだけ素晴らしいアカウント構成・キーワード選定・広告作成ができていても、意味がないです

理由⑤:広告文、キーワード、ランディングページのつながりがない。

すべての広告を同じランディングページ(トップページ)に誘導していました。

結婚式×和風のキーワードで、和風の結婚式向けの広告文を表示しているのであれば、和風スタイルの結婚式のページへ誘導するのが理想です。

しかし、和風スタイルの結婚式専用のページも無かったため、全てトップに飛ばしていました。
そのため、クリックされても離脱されることが多い状況でした。

広告文、キーワード、ランディングページのつながりは、コンバージョン獲得に繋げるためにとても重要です。

効果が出るまでの期間は大体3ヶ月

効果が出るまでの期間は、大体3ヶ月が目安と言われています。

その間に、広告のテスト・改善を繰り返し、より効果的な広告を配信できるようにしていくのが理想です。

まとめ:まずはやってみて、運用・改善の繰り返しで効果が出る

本記事で解説した「リスティング広告って効果あるの?」について要点をまとめます。

  • リスティング広告はやってみて初めて効果が分かる。
  • 配信の仕方によっては効果は出ない。
  • 運用、改善を繰り返すことで効果は出る!
  • 効果が出るまでの期間は大体3ヶ月。

リスティング広告は、テレビや新聞とは異なり、明確な数値で管理・分析できます。

そのため、まずはやってみて運用・改善していけば、効果は期待できます!

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梅本 紀子

この記事を書いた人梅本 紀子

株式会社ユニアドSEMコンサルタント。
冬はマイナス30度になるアメリカ・ミネソタ州の大学を卒業後、エンジニアとして就職。
その後、日本の広告代理店で広告運用に携わり、現在は冬でも30度のフィリピンに住んでいる。日本に留まらず、海外のデジタルマーケティング情報もお届けします。